☆活性酸素が骨格筋に与える影響☆
「何か面白い情報はないかなぁ~」 と探していて見つけました
加圧トレーニング研究の中心的な存在で、筋生理学の権威
東京大学教授 石井 直方先生
(加圧トレーニングインストラクター資格取得の際、お世話になりました)
インタビュー記事より
活性酸素の特集記事の中の骨格筋に対する影響に関する情報
活性酸素が骨格筋に及ぼす影響
・活性酸素は悪玉扱いされてきたが、発生するのは当然のことであり
体にとってある程度必要なものである
・活性酸素の一種であるNO(一酸化窒素)は
トレーニングによって筋中に作り出され
筋の様々なタンパク質の合成を高める効果がある事がわかってきている
・NOを抑制する物質を筋肉に与えると、
筋肉はあまり太くならないという報告もある
・NOは非常に寿命の短い物質であるが、低酸素下では寿命が長くなるという報告もある。加圧トレーニングが有効なのは,低酸素状態の持続による
NO作用の増強があるのではないか、と考えられている
・また、活性酸素は、IGF-1(インシュリン様成長因子1)のような成長因子の分泌に欠かせない刺激要因であるということもわかってきている
・トレーニングを終えて、筋肉を回復する段階では
抗酸化剤を摂取することで回復時間が短縮されることがわかっている
プロトアンシアニジン(ぶどうの種から抽出したポリフェノール
抗酸化能はビタミンCの8倍)をサプリメントとして摂取すると
筋の回復が非常に良くなるという結果が出ている
エキセントリックトレーニングを初めての人に行わせると
筋力が戻るまで10日ほどかかってしまう
この人にプロトアンシアニジンを摂取させると
筋力の回復速度が倍くらい早まることがわかった
トレーニングの頻度を増やすことが可能となり
さらに多くのトレーニングをすることで、さらに筋を太くすることが可能となる
・まだ断定できる段階ではないが
トレーニングを始めるときには抗酸化物は体内に少ない方が良く、
回復期間には抗酸化剤を摂取することがよい影響を与える可能性がある
・うまく活性酸素とつきあうことが、筋肉を太くするキーファクターとなる
一方的に悪玉とされている活性酸素ですが、体に必要なものであり
骨格筋の発達に大きく影響しているというのは面白い発見でした
抗酸化能の強い栄養素としては、以前チーフブログでもご紹介した
鳥の胸肉やマグロやカツオの尾ひれに多く含まれる
『イミダゾールジペプチド』がありますね
ろく でした