香り vol.14
しっかり休んでいるのに疲労感が残る、頭がボーッとして仕事がうまく進まない・・・。
そんなことはありませんか?
それはもしかしたら、体ではなく脳が疲れているのかもしれません。
しかし、体の疲れと違って「脳の疲れ」はなかなか実感しづらいもの。
そもそも脳の疲れとは、過剰なストレスによって働きがスムーズに行われなくなる状態です。
例えば、仕事での人間関係やパソコン疲れだけでなく、
室内外の温度差によっても脳はストレスを感じます。
こうした負担が継続的に脳へかかることにより、
眠気やだるさがとれないといった「疲れ」の症状として現われてくるのです。
この疲れをリセットするのにおすすめなのが「香り」。
香りはダイレクトに脳に働きかけ、活動をスムーズにしてくれます。
脳の疲れが気になるときには、
「緑の香り」の力を借りてみましょう。
森の中で感じる「木々」の香りや、芝生に寝転んだときの「青っぽい」香りなどに代表される
「緑の香り」には、青葉アルコールと青葉アルデヒドという成分が含まれており、
脳の疲れを和らげる働きをするといわれています。
そうはいっても、森林浴や公園などに出かけるのが大変なこともありますよね。
そんなときは、緑茶の香りをかぐだけでも良いそうですよ☆
さらに部屋全体を緑茶の香りで満たしたいなら「茶香炉(ちゃこうろ)」がおすすめ!
茶香炉とは、アロマライトとよく似た形をした、茶葉専用の香炉です。
使うのは普段お飲みいただいている緑茶で十分。
茶香炉のお皿の上にスプーン1杯分の茶葉を載せ、
ろうそくに火をつけると約5〜10分で、お茶の香りがお部屋に広がります。
茶葉が茶色になったり、焦げだしたら火を消してくださいね。
ほっと癒されるお茶の香りには、
お部屋のいやなにおいを取り除く消臭効果もあるといわれており、
まさに一石二鳥!
また「緑の香り」を精油として楽しむなら、
ヒノキやモミの木などの樹皮から抽出されたものを使うといいでしょう。
森林浴作用もある木々の深い香りが、あなたを脳の疲れから解放してくれるはず。
香りの効果は個人の好みや、そのときの健康状態によって変わってきますので、
香りサンプルなど試してみて、ご自身にあったものを選んでくださいね。
≪隔週火曜日更新≫