☆活性酸素が骨格筋に与える影響☆
『活性酸素』
と聞いて、皆さんはどんなことをイメージされますか?
一般的に活性酸素は、細胞を傷つけ
ガンや心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を引き起こしたり
更に、アトピー性皮膚炎、シミ、シワの原因となったり
老化のスピードを早めたりすると言われています
『活性酸素』=『悪者』と言われていますが
実は身体にとって良い作用もあるみたいです
筋生理学の第一人者、東京大学の石井直方教授は・・・
①活性酸素は悪玉扱いされてきたが
発生するのは当然のことであり
体にとってある程度必要なものである
②活性酸素の一種であるNO(一酸化窒素)は
トレーニングによって筋中に作り出され
筋の様々なタンパク質の合成を高める効果がある
ことがわかってきている
③NOを抑制する物質を筋肉へ与えると
トレーニングしても筋肉はあまり太くならない
という報告もある
④NOは非常に寿命の短い物質であるが
低酸素下では寿命が長くなるという報告もある
加圧トレーニングが有効なのは
低酸素状態の持続によるNO作用の増強がある
のではないかと考えられている
⑤また、活性酸素は
IGF-1(インシュリン様成長因子1)のような
成長因子の分泌に欠かせない刺激要因である
ということも解ってきている
と言っています
一方的に悪者とされている『活性酸素』ですが
身体にとって必要なものであり、骨格筋の発達に大きく影響している
悪いこともあれば、良いこともあり
上手く『活性酸素』と付き合っていくことが必要なんですね
21世紀健康館 加圧トレーニングインストラクター ろく