今こそ・・・
西洋医学と東洋医学。これらが合わさり補完し合えればどれだけの人が救われるだろう。これは僕がこの業界に入る前から単純に思い続けてきたことの一つである。
マッサージや針、そして整体やカイロ、アロマセラピー、漢方、カウンセリング等など・・・こんな東洋医学的療法や自然療法が病院の中で受けることができたなら・・・
例えば、更年期症状のようないわゆる不定愁訴に対し薬だけでなく心身をリラックスさせるようなアロマテラピーを受けたらどうなるだろう。そしてストレスに対しほんの少しでもカウンセリングし、お話ができたのならどのような効果が期待できるだろうか。
また、腰痛などの症状に対し注射やシップ、電気や牽引だけでなく針や整体的な手技療法をもっと積極的に取り入れたら結果はどう変わるでしょうか。
これらは一つ一つが独立するのではなく人をホリスティック(トータルで)に診ていく中で互いに補完し合わなければならない。
そんな医学的にも科学的にも根拠のないものを・・・とか
そんなことやってたら病院が回っていかないよ・・・とか
なんでそんなことを病院の中でやる必要があるんだとか・・・
その他、医療保険の問題やら医療者お互いの考え方の壁などいろいろと諸問題があることはもちろんです。
そして僕自身も理想を描いているだけかもしれない。いや、今の時点ではそう。
しかしどんな形であれ“医療は患者のため”になければならない。そこには自分たちの地位やエゴ、へんな拘りは必要ない。西洋と東洋の枠を超えもっと医療の基準を上げていくことが一つ質の高い健康を提供できる手段ではないだろうか。
そしてまた、肉体という細胞レベルに、そしてただそれだけに注視し続けていくことが特にこれからの社会、人間にとってなにかベクトルが違うような気がしてならない。
しかし、これまでの歴史があったからこそ今があることは大前提であり否定することでも全くない。気づき、学び、あたえられたタイミングで変化し続けるのみ。
統合医療という言葉が少しずつ日本でも浸透しつつある今、来るべき高齢化社会、予防医学の推進に向け医療の在り方も転換期にきているのではないだろうか。
統合医療、ホリスティック医療・・・
しかしこれらは新しい体系ではなくそもそもの医療の本質ではないか。
21世紀健康館 竹中