問題を活かす
今回のオリンピックでも陸上競技で大活躍したウサイン・ボルト選手。
彼は陸上理論では説明のつかない不思議な走り方をしていることは以前から言われていたこと。特に肩を左右に傾けながら、体をうねらせる様に走る姿は他の選手にはない独特な走り。
しかし、それは生まれつき抱える彼の体の問題点にあったということだ。
なんと彼は、脊柱側弯症だったらしい。脊柱側弯症とは生まれつき背骨がSの字に湾曲してしまっている一種の病気。一般的に考えたらスポーツにおいては不利な状況と考えてしまうのが自然でしょう。
実際にも背骨が安定しないがために太ももの後ろの筋肉、ハムストリングスにものすごい負担がかかり何度か肉離れを起こしていたらしい。しかし、彼とそのコーチはその状況でも世界一になれる走り方を手に入れようということで、3年間徹底的に体を鍛え上げてきたということだ。
問題を活かす。問題としての思考の域を超える。
彼の肉体はもちろん、そこへ突き進んでいった彼達の思考の高さに感銘を受ける。
21世紀 竹中
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