姿勢と感情
なんか姿勢がよくなったら、元気も良くなってきた気がするんですよ~。
この言葉、僕が毎週通っているトレーニングジムにて、運動中に隣のお客様がトレーナーさんに言っていた一言。最近、心と体の関係性を意識している僕にとってこんな会話を聞き逃すわけはない。ストレートに入ってきました。
姿勢と気分って関係するんですかね~?気のせいですかね~?とあるお客さん。ま~厳密に言うとそういったことも関係しているかもしれませんね~。とトレーナー。
僕から言わせると、めちゃめちゃ関係している。と隣でトレーニングをしながら2人の会話をさりげなく聞いていました。
姿勢を良くするためにどうすれば良いですかね~とよく患者様にも質問をされます。骨盤を立ててくださいとか、意識して下さいとか、ストレッチして下さいとか。いろんなアドバイスをこれまでさせて頂きましたが、正直これで姿勢が良くなるとははっきりと言えません。なぜなら、姿勢は実は“感情”と密接な関係性を保っているからです。
みなさんも、お気づきだと思います。
私達は悲しい時など、意識するわけではないのに自然と肩を落とし背中を丸めた格好をとります。身体を丸めて縮まろうとします。
ところが積極的に活動している時や、健康ではつらつとしている時は、一様に胸を張り背筋もピンとなる姿勢をとっています。
それは本人が意識するしないに関わらず、その時の感情が体に反応するからです。そのため姿勢は「内的感情の表現」「心の鏡」とも言われています。
感情(脳)と体の関係性が科学的にも証明されてきています。僕もまだまだ知らないことが多いですが、臨床で感じること、また自分自身も体験した中で、
“身体は心の写し鏡である”
ということは最近強く感じるところであります。この考え方は多分僕が今後身体の事に関してたくさんの知識をつけ、経験、体験していったとしても変わららない考えでしょう。
姿勢を良くしたいと思ったら、身体を良くしたいと思ったら。
まずは、自分自身の感情、心を感じて見てください。変えてみてください。それが無理なら、動いてみてください、歩くのも、ジョギングでも、掃除でも、何かに手を合わせることでも・・・なんでもいいです。
内からの変容が大事です。
ばかばかしいと思うかもしれません。
だけど、人間ってそんなもんだと思います。
作者注:これを言ってしまうと整体の意味は何?と言われるかもしれません。はい、ちゃんとあります。姿勢は自分(意識)ではコントロールできないものがあります。
そのコントロールできない所に対して修正を加えるのが、私達が提供させて頂いているカイロプラクティックアジャストメント、いわゆる矯正というやつです。
21世紀健康館 竹中