脊柱側弯症
北京、ロンドン五輪で金メダルに輝いたウサイン・ボルトが脊柱側弯症だということをご存知でしょうか。若いときの彼はそのせいで左ハムストリングのけがに悩まされたそうです。
脊柱側弯症は、脊柱(背骨)はねじれをともなって側方に曲がってくる疾患で、「機能性側弯症」と「構造性側弯症」があります。
「機能性側弯症」は、背骨の椎体に変形やねじれがあるわけではなく、不良姿勢や筋の委縮、骨盤の傾斜などによる代償的なもので、比較的改善しやすいものです。一般的には運動療法です。
それに対し「構造的側弯症」は椎体自体に問題があり、成長期に進行し改善しにくいものです。構造的側弯症は、重症になると臓器を圧迫し肺や心臓の機能が低下したり、腰痛や下肢のしびれの原因となったりします。原はほとんどわかっておらず、一般的な治療としては、軽度の場合は運動療法や牽引などで、歪みが強く進行していく可能性が高い場合は装具で背骨を固定し、さらに歪みが強く、痛みや内臓などに障害がでる危険性が高い場合には手術をすることもあります。
当院では、主に機能的側弯症に対して高い効果を望める施術を行います。
姿勢のバランスを整え、肩の高さ、肋骨の高さや捻じれ、骨盤の高さや捻じれなど、見た目の問題(歪み)を改善していきます。さらに背骨の動きを改善し、肩コリや腰痛などの症状が出にくい様な状態にしていくことも目指します。具体的には筋肉の緊張を緩めたり背骨や骨盤、股間節などの骨格の調整を行います。また身体の柔軟性を高めるようなストレッチや筋肉がバランスよく働くように簡単なエクササイズもアドバイスをさせて頂きます。
すぐに改善するものではなく、定期的にケアが必要になります。
側弯症でお悩みの方は、一度ご相談ください。
21世紀健康館 鈴木