気圧の変化と体調について。
最近、色んな患者様から「頭痛がして全身がダルイ」とか「昔の古傷が痛い」という声を聞きます。
単なる体の疲れや筋骨格系の問題と思いがちですが、実はこれらの症状は天気が関係している場合だってあるんです
体は気温や気圧、湿度などの影響を常に受けています。
そして皆さんの体の中には外部の環境が変わっても内部の環境を一定に維持しようとする機能が備わってます。
このような内部維持機能はホメオスタシスと呼ばれ、自律神経などがその役割を持っています。
ですが、こうした内部環境調整機能がいつもうまく働いているとは限りません
たとえば最近のように急激な気圧の変化や気温の変化で体調を崩していたりして内部調整機能が低下してしまうと、気象の変化にうまく体を調整できずに体調に異常が出てしまいます。
エアコン設備が整っている現代では、人が本来持っている変化に対する調整能力が低下しており、気象の変化にうまく体を調整できない人が増えているのです
気圧の急激な低下には特に注意が必要で、気圧が低下すると体内で炎症物質であるヒスタミンが発生します。炎症反応を持つこのヒスタミンが痛みの原因となってしまうのです。
さらに体の水分の循環も悪くなり、体がむくみやすくなったりします。
予防としては入浴やストレッチ、マッサージなどで自律神経系を整え身体の水分の循環を促してあげる事が効果的です
しかし、一番の予防策は外部環境に負けない体を作る事
なるべく規則正しい生活を心掛け、適度に運動をしながら外部環境に負けない強い身体を作って行きましょう
21世紀健康館~黄~