体と脳
ジムに通い始めて約2年。その時その時のトレーニング中の体の感覚や、トレーニング後の体の調子は微妙に違うものです。最近トレーニングをしていて感じることがあります。僕のトレーニングの目的の一つとして体の歪みをなくすこと、すなわちバランスを良くするということがあります、しかし、極端にココが弱点だから強くしようとか、ここの感覚が鈍いからたくさんやろうとかするといくらバランスを良くしようと頑張りすぎてもそれを体が嫌がることがあります。つまり、強制的(無理に)に体を矯正(トレーニングや施術)しようとすると脳がその状態に違和感を覚えてしまいます。
施術にもそれは言えることです。例えば、ひどく歪んでいた背骨を真っ直ぐになるように治すと、一時的に体が痛んだり自分の体じゃないような感覚に陥ることがあります。俗にいう好転反応もその一種です。
それは、体の変化に対し脳がついていけていない状態でもあります。歪んだ状態をもしかすると脳は好んでいるのかもしれません。その方が都合がいいのかもしれません。長年続いている状態なら尚更です。
先日もピラティスを初めて数か月の方が、最初はきつくて、腰が痛くなったけど、少しづつ出来なかった動きが出来るようになったし、体が楽になった気がするとおっしゃっていました。少しずつ、体と脳が本来の正しい状態に順応してきているのでしょう。
体は体だけで変わっていくことはありえません。脳とともに、そして時には感情と共にリンクしながらちょうど良い均衡を保っているのです。
ですから無理に姿勢を良くしようなんて思わないでください。
21世紀健康館izumi 竹中