サルコベニア肥満
サルコベニア肥満とは、筋肉が減少することと、肥満が合併した状態を指します。
中高年以上になると筋力の低下が始まり、脂肪を燃焼させる力が衰えてしまいます。
その結果、脂肪が蓄積されやすい体質になり、サルコペニア肥満になると言われています。
サルコペニア肥満の恐ろしいところは、生活習慣病である高血圧や糖尿病になるリスクが高まるところです。さらに、筋肉量の低下により、転倒や骨折だけでなく、介護が必要な寝たきりになるリスクも高まってしまうことです。
筋肉の量は、20代をピークに、40代以降は、年1%の割合で減少していくため、特に40代から注意が必要です。
40代以降では、サルコペニア肥満、もしくはその予備軍が4人に1人とも言われており、さらに70歳以上になると約3割の方が該当するとも言われています
サルコべニア肥満の判断の仕方は2つの項目による。
・体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出される「BMI」が25以上
・筋肉率が22%未満
この2つに当てはまるとサルコぺニア肥満の可能性大です。
また、筋肉率が測定できない場合に、簡単に筋力の低下をチェックする方法もあります。
(1)片足立ちで靴下がはけるかどうか
(2)いすに座り、片足で立てるかどうか
(3)片足立ちで60秒キープできるかどうか
1つでも当てはまる場合は、下半身の筋力が低下している可能性があります。
サルコペニア肥満の対策として、ウォーキングなどの有酸素運動と筋トレ、食事の3つが重要で、その中でも筋トレは筋肉量を増やすためにも最もやらなくてはいけません。
筋トレとしてはスクワットやもも上げ、つま先立ちなどにより、脚の動作にかかわる筋肉をしっかりと鍛える必要があります。
上のチェック項目にあてはまる方、運動の習慣がなく筋肉量の少ない方などはぜひ対策を始めてください。
自分1人で筋トレは続かない・・・という方は、ぜひ僕とトレーニングを始めてみませんか?
21世紀健康館 鈴木