適度な運動が体内コラーゲンを増やす?
みなさんは、運動によってコラーゲンを増やせることをご存知ですか
コラーゲンとは、皮膚や靱帯、腱、骨、軟骨などを構成するタンパク質の一つで、細胞と細胞の間で組織を支持したり、力やその他の情報を伝達したりする結合組織を構成しています。コラーゲンが不足すると結合組織に影響を及ぼし、皮膚の弾力性が低下する、骨の強度が低下する、軟骨が痛むといったことが考えられますが、これを補うためには食事やサプリメントだけではなく、運動をすることでもコラーゲンの合成能力を高めるられます。運動によって血流が良くなるとコラーゲンを作っている線維芽細胞が活性化し、コラーゲンの生成を促せます。
有酸素運動では、酸素を取り込みながら身体を動かすため、血液中の酸素が細胞の活性化に繋がり、コラーゲンなどをつくり出す線維芽細胞の働きが活発になります。一方、筋力トレーニングでも身体を支えるための結合組織にストレスを与え、与えられたストレスに負けないように身体が組織を再合成するメカニズムを持っていますし、トレーニングの後は筋肉疲労によってより多くの成長ホルモンが分泌され、タンパク質合成や細胞の活性化を促し、コラーゲン合成が活発になります。
血行を促進して新陳代謝を活発にする適度な運動は、コラーゲン合成に欠かせない大切な要素です。普段から身体を動かすことを意識して生活してみてはいかがでしょうか?
21世紀健康館 鈴木
-
Staffブログ