痛みの本質
2017/12/02
身体と心がつながっていることは、何度も書いてきましたが、
心のストレスがコリや痛み、取れない疲労感として身体に現れた場合には、
やっぱり身体のケアと同時に、心、つまり自分の考え方もちょっと見直すことが必要です。
コーチングをしていた時に、
『自分よりも(役職などが上という意味で)えらい人たちには言いたいことが言えず、
会社の上下関係で自分の言葉が通ってしまうことで、うまくいかないことが多くて、、、』
といった相談が数件ありました。
人間関係によるストレス。
その度合が多かれ少なかれお持ちの方は沢山いらっしゃいます。
ストレスによって、背中がパンパン!肩が凝る!食べ過ぎて胃が痛い!
そんなことは多々あります。
食べて飲んだら忘れる。
カラオケで騒いで発散する。
グチを言っておさめる。
良い意味付けをする。
そのメリットを探す。
どうしたらいいか?というやり方は、調べれば山のように出てきますが、
そのどれもが対処療法。
頭で理解したところで、身体のコリや痛みが完全に消えないのであるならば、
本質的な部分は何も変わっていないのですね。
特に役職に就かれている方、人を教える立場にある方、子供をもつ親御さんには、
この言葉がピッタリなのかなと思います。
『あなたがたの中でいちばん偉い人は、いちばん若い者のようになり、
上に立つ人は、仕える者のようになりなさい。』
えらい人に言えないのは、結局自分のことを守ろうとしているだけ。
会社の上下関係で意見が通り過ぎてしまうことは、
自分を大きく見せすぎているのかもしれません。
厳しい言い方かもしれませんが、本当に人のために動いているならば、
あっという間に事態は好転し、体調もよくなるものです。
痛みやコリ、そして、ストレスの本質に気付けばよいだけのこと。
身体は心の状態のサインでもあるのですから。
杉山