☆五十肩とは? 自宅でできる簡単セルフケアもご紹介☆
最近、いわゆる『四十肩』『五十肩』と言われる症状の方を担当させて頂く機会が多いです。
以前勤めていた整形外科でも、多くの患者さんが来院されていて、比較的珍しくない症状です。
『四十肩』『五十肩』は俗称で正式な病名は『肩関節周囲炎』と言い、50歳代を中心に多発し、肩関節に痛みと運動制限をもたらす疾患の総称です。
発祥のプロセス(原因)は、医学が進歩した現在でも明らかになっていませんが、肩周囲の筋肉や腱、靭帯、関節包、滑液包などの組織が加齢などにより炎症を生じることが要因と考えられています。
※原因が明らかになっていないので、治癒までに長時間を有する場合が非常に多いです。
肩関節周囲炎の病期は、炎症期・拘縮期・回復期に分類され、症状もそれぞれの時期で異なります。
【炎症期(痛みがとても強い時期)】
明らかなきっかけがなく、急速に強い痛みが生じます。
多くの場合、安静時の痛み・夜間痛を伴います。
●健康館での施術では
痛みに配慮しながら肩周囲の筋肉や関節包の硬さを防ぐことを中心に施術を行います。
状態に合わせて高周波(温熱療法機器)やメディセル筋膜療法などの物理療法や
肩甲骨の動きを広げる運動、筋肉緩和やストレッチなどを徐々に行っていきます。
また、自宅で行える運動を指導します。
【拘縮期(肩回りの動きが硬くなる時期)】
強い痛みがやわらいだ後は、肩の動きが悪くなる『拘縮』へと移行する時期です。
肩を動かした時に痛みを感じたり、動きの悪さから日常生活動作に不自由肩を感じることが多くみられます。
●健康館での施術では
筋肉緩和やストレッチ、物理療法に加え
積極的な運動療法により、肩関節の動きを広げていきます。
個人のお仕事やスポーツ特性を踏まえた動作練習やトレーニングを行います。
【回復期(症状が回復してくる時期)】
運動時の痛みや運動制限が次第に改善する時期です。積極的なリハビリを行うことで、肩の動きの回復が早くなります。
●健康館での施術では
筋肉緩和やストレッチ、物理療法に加え、より積極的な運動療法により、肩関節の動きの拡大を目指します。
肩周囲の筋力強化や腕を挙げるための土台となる肩甲骨を安定させるエクササイズなどを進めていきます。
現在『五十肩(肩関節周囲炎)』で悩まれている方や予防したいという方にぜひ行っていただきたい自宅でできるエクササイズをご紹介します!
ご自宅にある!!という方も多いと思いますが、ストレッチポールを使った簡単エクササイズです。
※ストレッチポールがない方は、バスタオルを丸めたもので代用していただいてもOKです
①ストレッチポールの上に仰向けで寝ます。
②手のひらを天井に向け、手の甲と肘を床につけて状態のまま鳥の羽のように開いたり閉じたりを繰り返します。
痛くなく、力が入らない範囲で15~20回程度を3セット程度行って下さい。
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