なぜストレッチが必要なのか?
「ストレッチは大事!毎日続けた方がよい!」
こう考える方は多いと思います。
しかし、その理由が分からないために、
せっかく始めたとしても、
3日坊主になってしまうケースが多いのも事実です。
そこで、ストレッチの必要性と仕組みについて
簡単に説明をしてみようと思います。
■なぜストレッチが必要なのか??
現代の日本人の生活は、デスクワーク、立ちっ放しの接客、
家事・子育てなどによる長時間の姿勢維持が多くなっています。
その為、筋肉が硬直し、血流が滞り、結果として酸素や
栄養の供給が減少、老廃物や疲労物質が体内に溜まってしまうので、
カラダの活力が生まれなくなりコリや疲れが発生しやすくなるのです。
また、体が硬くなると姿勢が歪み、
正しく使われるべき筋肉が使われずに代謝が悪くなってしまうので、
運動不足に輪を掛け太りやすくなってしまいます。
体の柔軟性を失う事で、これだけの悪い結果を生み出してしまいます。
■ストレッチをすることによって
ストレッチの効果は、運動前に準備体操の一環として行い
怪我を予防するだけのものではありません。
ストレッチは、硬く縮んでしまった筋肉を伸ばし、
本来の筋肉の長さに戻していきます。
伸ばすことで柔らかくなった筋肉は、
本来の血流を促すポンプ機能を取り戻し、酸素や栄養の供給を行い、
老廃物や疲労物質を体外へ押し流していきます。
また、普段鍛えられない筋肉を刺激し、代謝を向上させたり、
柔軟性を得ることでしなやかな身体づくりに役立ちます。
結果として、肩こり・腰痛改善、疲労回復の他、運動不足解消、
脂肪燃焼促進、運動能力向上、冷え性・むくみの改善、
心身リラックスの効果が期待されます。
※各効果には個人差があります
▲筋肉が硬くなると、筋収縮し血管を圧迫して血流が悪化します
↓ ↓ ↓
▲ストレッチにより筋肉が柔らかくなると、弾力性を取り戻し伸縮する為、血流ポンプ機能が働きます。
■ストレッチは継続的な積み重ねが必要!
身体の柔軟性は、ストレッチを行っても
放っておくとまた硬くなってしまいます。
正しいストレッチを継続することで体は徐々に柔軟性を高め、
筋肉が弾力性を取り戻すことで柔軟性が保たれるようになります。
せっかくストレッチと出会ったなら、
はじめのうちは、身体が忘れずにクセをつけていくように、
週に1~2回程度、
身体が覚えてきたら徐々に間をあけていくようにすることを
おすすめしています。
■ストレッチとマッサージ(整体)との違いは?
ストレッチとマッサージは何が違うのか?ということが
よくテーマになりますが、この2つはそもそも目的が違います。
マッサージや整体はすでに痛みや疲れが出ている状態で受けることが多く、
どちらかというと「対処」としての効果を発揮するもので、
表面的にアプローチしていきます。
痛みや疲れ、コリといった明らかな症状がある場合は
マッサージや整体が適しています。
一方、ストレッチは、そもそも疲れや痛みが出にくい身体づくりを
目的に「健康維持」「予防」としての効果を発揮し、
筋肉の奥の部分、深層筋にアプローチしていきます。
腰痛や肩こりなどの不調が出てくる原因は姿勢や
筋肉の硬さのバランスが崩れることにあります。
例えば、間違った立ち方や歩き方が定着してしまっていると、
一部分の筋肉のみよく動き、一部は動かない。
そうすると動かさない部分の筋肉が硬くなっていきます。
ストレッチは崩れた身体のバランスを整えるために
うってつけのアプローチ方法なのです。
自身の状態に合わせて選択できると最もよいのですが、
自分ではよく分からないという場合は担当者までお尋ねくださいね。