☆筋肉痛のメカニズム☆
2021/08/13
『筋肉痛はなぜ起こるの?』
『筋肉痛にならない方法はないの?』
といったご質問を頂きました
今日は、誰もが一度は経験があると思われる『筋肉痛』ついてまとめてみたいと思います
【筋肉痛とは】
筋肉痛とは、筋肉に生じる痛みで、広い意味では肉離れも筋肉痛に含まれます
一般的には、運動をした数時間後から数日後に発生する筋肉の痛みで、医学的には遅発性筋肉痛と呼ばれるそうです
【筋肉痛の原因】
筋肉痛の原因は、実は医学的な原因がまだはっきりと解明されていません
以前までは、筋肉を使い過ぎた後に生じる疲労物質である乳酸が溜まることによって痛みが生じるといわれていましたが
最近の研究で有力と言われている筋肉痛の原因は、運動によって傷ついた筋繊維が修復する過程で生じる痛みであるとされています。
【筋肉の構造】
筋肉は筋原線維・筋線維という細い線維があり、それを筋膜が覆っています。
その筋膜で覆われた束が集まって筋肉を形成しています。
筋肉を、そうめんの束に例えてみます
そうめんの一本一本が筋線維で、束ねているテープが筋束で、それをまとめて入れている袋が筋膜といった感じだとわかりやすいかと思います
【筋肉痛のメカニズム】
普段使っていない筋肉や、負担をかけすぎた筋肉の筋繊維や周りの組織に損傷が起きます
↓
その損傷した組織を修復しようと、白血球を中心とした血液成分が、その箇所に集結してきます
↓
すると炎症が起き、発痛物質といわれる痛みを感じさせる物質が生産され、筋膜を刺激します
↓
それが感覚神経を伝わって脳に痛みとして認識されます
これが筋肉の正体と言われています
まとめると
運動によって損傷を受けた筋繊維が、修復する過程で炎症が起き生産される発痛物質の刺激によって痛みが生じるということです
【2日目に筋肉痛になる理由】
歳をとると2日目あたりに筋肉痛が遅れてやってくるという話を聞いたことがある人も多いと思います
筋肉痛は損傷を受けた筋線維が修復する過程で発痛物質を生じ、その刺激によって筋肉痛が生じるとお伝えしました
普段、運動をしていてよく使っている筋肉には、毛細血管が豊富に存在しています。
そのため、その筋線維の修復のための血液成分が集まりやすく早い段階で修復作業が開始されます。
しかし、普段あまり使っていない筋肉は、使用している筋肉と比べ毛細血管が少ないため、血液成分が集まるのに時間がかかり、修復作業が遅れて開始されます。
これが筋肉痛が遅れてやってくるメカニズムといわれています
次回は、筋肉痛を、できるだけ生じさせない予防法をお伝えします
天白区 整体 ストレッチ
21世紀健康館 六波羅