☆ストレッチは動物の本能的な動き!?☆
2020/12/30
ストレッチとは、関節を動かすことによって筋肉を引っ張って伸ばすことです。
動物の体は、大部分がたんぱく質で構成されているため、
体温が落ちたり(冷え)
動きが少なかったり(固定)
すると徐々に硬くこわばってしまいます。
こういったこわばりを防ぐために、筋肉を伸ばすことで血流を促進させ、体を動きやすくさせることがストレッチの大きな目的です。
ストレッチというのは、動物本来が持っている本能的な動きで、『筋肉を伸ばす』という行為は、自然界に存在する動物の多くも行っています。
そもそも自然界を生き抜く動物たちにとって、体がこわばり自由に動けないという状態は、生命の危機に関わります。
獲物を見つけたとき、または襲われたときに瞬時に動けるようにするためには、日常的にストレッチ(伸び)をして筋肉の機能を高めておく必要があるわけです。
人間も長時間のデスクワークや運転の後には、無意識のうちにストレッチ(伸び)をしています。
硬くこわばった筋肉に血液を流しこみたいというのは、私たちが本能的に持っている感覚なんです。
その感覚に素直に従うことが、ストレッチの原点になっています。
ストレッチするぞ!という強い決意は本来必要ないということですね。
【ストレッチの歴史】
ストレッチにはいくつかの種類があります。
①ゆっくりじわ〜っと伸ばし続ける「スタティック・ストレッチ」
②反動を使うことで可動域を広げる「バリスティック・ストレッチ」
③伸ばしたい筋肉の反対側(拮抗筋)に力を込めて動かす「ダイナミック・ストレッチ」
この中で最も一般的でイメージしやすいのは①の「スタティック・ストレッチ」だと思います。
このストレッチ方法は、1975年にボブ・アンダーソン(Bob Anderson)氏 が「ストレッチング」という本で提唱したやり方になります。
スタティック・ストレッチによって、筋肉をゆっくりじわ〜っと(15~20秒ほど)伸ばしていくと、
筋肉内のセンサーが作動し、筋肉に「ゆるめ〜」という指令を出してくれます。
◾️血管が引き伸ばされることで虚血状態になり、その後の解放で血流量が増加する。
◾️筋膜のほつれが解消され、動きやすくなる。
といったメリットがあると報告されています。
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