胸郭出口症候群とは
患者様が訴える症状で腕のしびれや冷え感など。その原因はどこかしらで神経や血管が
圧迫されている可能性があります。今回は“手”の痺れと冷え感の原因の1つ
「胸郭出口症候群」について説明したいと思います。
胸郭出口症候群とは腕や手の方に行く「神経」や「血管」が首の筋肉、頚椎・鎖骨・肋骨、
胸の筋肉で作られるトンネルを一緒に通ります。ここで「神経」や「血管」が圧迫されて
痺れや冷え感など様々な症状が現れるのが胸郭出口症候群です。
①斜角筋症状群
→斜角筋と言われる首の筋肉の隙間(斜角筋隙)で圧迫
②肋鎖症候群
→肋骨と鎖骨の微妙な隙間(肋鎖間隙)で圧迫
③過外転(小胸筋)症候群
→小胸筋(大胸筋の奥に存在)の下で圧迫
圧迫のされ具合により症状は様々で、普段は症状がないのに、悪い姿勢で長時間いると症状が
でてくることもあります。ポイントは「姿勢」。正しい姿勢は圧迫しにくい構造になっています。
冷え性だと思い込んでいるけど、実は圧迫が原因で血流が悪くなり冷えてしまっている可能性もあります。
冷え性と感じている方は一度、姿勢を見直してみてはいかがでしょうか。
最後に簡単にできるエクササイズとしてタオル運動を紹介します。
タオルがたるまないようにひっぱりながら頭の後ろを通します。
この際、両方の肩甲骨を力を入れて寄せるのがコツです。肩こりの予防にもなるのでお勧めですよ
-
Staffブログ