☆長引く『疲れ』、寝ても取れない『疲れ』など・・・ その疲れ、脳が原因かも!?☆
2020/02/15
最近、寝ても疲れが取れない。疲れやすくなった。肩こり、頭痛がある。いつも眠い など・・・。
これらの悩みを抱えている方も少なくないと思います。
実は最近、現代人の疲れの原因の多くが脳にあることが様々な研究でわかってきました。
【疲労大国日本】
世界中を見ても、日本は有数の疲労大国と言われています。
国の調査によると、日頃、疲れを感じている人は、全体の半数以上だといいます。
さらに、半年以上にわたって慢性的な疲労を感じている人は、およそ4割にものぼります。
専門家は、今後高齢化がすすむと、疲労を抱える人はさらに増えると考えています。
【現代人の疲労には、自律神経が関わっている!?】
文科省の研究班や
大阪市立大学、大阪市、医薬品と食品メーカー、総合医科学研究所が産官学で連携した『抗疲労プロジェクト』など
様々な研究の結果、疲労には脳の『自律神経』が大きく関わると注目されています。
自律神経は、心身の状態を一定に保つため、呼吸や心拍数を常に調節しています。
働きすぎやストレスで、過度に自律神経が活動すると大量の活性酸素が発生します。
この活性酸素が神経を傷つけるため、疲労感が生まれると言われています。
つまり、疲労は『脳が疲れる』ことで起こるのです。
【自律神経の働きは年齢とともに低下】
脳の疲労がたまると、自律神経の働きが低下します。
すると心身のバランスが乱れてうつ病になったり、心筋梗塞や脳梗塞などのリスクにもつながると言われています。
さらに、年を重ねることでも、自律神経の機能は低下し、疲れやすくなります。
疲れを感じたら、こまめに休み、疲労を慢性化させないことが大切です。
【自律神経を整える習慣】
自律神経を整える習慣のひとつに『毎日お風呂に浸かる』ということが挙げられます。
毎晩シャワーで済ませてしまっている方も少なくないと思いますが、夜にゆっくりとお風呂に浸かることで得られるメリットは多くあります。
入浴のポイントは、ぬるめのお湯に入ること。
36~40℃程度のお湯に浸かることで副交感神経が優位になり、心身がリラックスした状態になって質の良い睡眠にもつながります。
逆に熱いお湯では交感神経が活発になってしまうので気を付けましょう。
“脳疲労”チェックリスト
このような『脳の疲労』が蓄積しているかどうかを簡単にチェックできるリストがあります。
次の10項目に思い当たることがあるかどうか、試してみてください。
□物事は切りのいいところまでやらないと気が済まない
□責任感があり、遅くまで残業しても苦にならない
□集中力が高く、何かに没頭すると周りが見えなくなる
□疲れたらよく栄養ドリンクを飲む
□長時間のドライブでも途中休憩をあまりとらない
□ストレス解消のために体を動かすのが習慣である
□屋外で過ごす時間が長い
□休日は遠くのテーマパークやアウトレットなどに足をのばす
□日中に眠気があり、大きないびきをかくと言われる
□熱めのお風呂に長湯をするのが好きである
結果:10の項目のうち、ひとつでも思い当たることがあれば『脳の疲労』がたまっている可能性があります。