質の良い睡眠のためには、ぬるめのお湯に浸かる方がいい理由
質の良い睡眠のためには、お風呂の温度がとても重要です。
「わたし、毎日45℃のお湯に浸かってる。冬は48℃だけどね。」
といわれる方がいらっしゃいました。
熱いお風呂に浸かるのがスキという方もいるでしょう。
そういうわたしも以前は45℃のお風呂に浸かっていた一人です。
しかし、お風呂は「38~40℃のぬるめのお湯に浸かる」のが良いと
されています。
実際に、わたしも温度を下げて入っていると、
ぐっすりと眠れ、朝の目覚めがよくなりました。
もし、熱めのお風呂に浸かっている方は
お試しいただきたいなと思いますが、
なぜ、ぬるめのお湯がいいのか?を
説明してみようと思います。
人の体には自律神経という神経があります。
交感神経と副交感神経という2つの神経は、
シーソーのようにバランスを取りながら人の健康を維持します。
あまり知られていませんが、お風呂は温度のわずかな差によって
この自律神経の反応は正反対に働くのです。
自律神経は意識的に働かせることができないもので、
内臓など体のバランスの働きを自律的に調整してくれています。
端的にいうと交感神経は人間の心身を
これから狩猟にでも行くような興奮状態にし、
副交感神経は急速、リラックス状態にします。
42℃以上の熱い湯に入ると交感神経が高ぶり、
戦闘状態のような興奮状態になるので、
血圧が上がり、脈が速まり、汗をかき、筋肉は硬直します。
一方、40℃程度のぬるいお湯は副交感神経が刺激されて
心身がリラックスし、血圧は下がり、汗もかかず、筋肉もゆるみます。
胃腸は休憩時により活発になり、消化がよくなります。
ということで、眠る前のお風呂の温度は
40℃程度にしておく方がよいのですね。
それでも、ほんとー!?という声が聞こえてきそうですが
熱いお風呂だと表面的に温まるのに対して、
ぬるめのお湯に浸かってあげると芯の方から温まります。
始めは慣れない感じがあるかもしれませんが、
1週間程度ためしてみてください。
きっとチガイがわかりますので(*´▽`*)
今夜もよい眠りがとれますように。。。
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