☆『身体は柔らかいのに肩コリや腰痛に悩まされている』という方へ ~2種類の柔軟性について~
□身体は柔らかいのに肩コリがひどい
□身体は柔らかいのに腰痛がひどい
□肩コリはないのに身体が硬い
□腰痛はないのに身体が硬い など…
『筋肉の状態(コリや痛み、違和感など)』と『柔軟性の高さ』は、必ずしもイコールではありません
実は、『柔軟性』には2種類の意味があります
①『縦断的柔軟性』
②『横断的柔軟性』 です
【縦断的柔軟性とは】
『筋肉が筋線維の走行方向に、どれだけ長く伸びることができるか』を表します。
ストレッチのしやすさ・伸びやすさのことで、引っ張った時にビヨーンと伸びるイメージです
縦断的柔軟性の高さは
□筋肉そのものの長さ
□関節構造
□靭帯のゆるみ
□筋肉のリラックス度合い
などの要素も含まれてきます。
『背中で手を組むことができる』『開脚ができる』などは、その動作の対象となる筋肉が縦断的に柔らかいということになります。
『縦断的柔軟性』を高めるためのキーワードは『筋肉の長さ』です。
筋トレをすると筋肉が太くなりますが、それと同じようにストレッチをすると筋線維の末端に※『筋節』が追加されて、少しづつ筋肉が長くなっていきますので『継続的なストレッチ』をすることで縦断的柔軟性が向上します。
※筋節
筋原線維の構造および筋収縮の単位。アクチンが重合した細い線維(アクチンフィラメント)と、ミオシンが重合した太い線維(ミオシンフィラメント)によって構成されている。サルコメア。 goo国語辞典より
【横断的柔軟性とは】
『触った時の筋肉の柔らかさ・弾力性』を表しています。
この横断的柔軟性が低下したのがいわゆる『筋肉のこわばり・コリ』といった状態で、皮膚や皮下脂肪や筋膜など、筋肉を取り巻く『軟部組織』の硬さも含まれます。
筋肉のこわばりを解消するためには、その部位に酸素と栄養素(ATP)を届ける血液を送り込んでいく必要があります。
また、軟部組織の大部分はコラーゲンと言われるタンパク質で構成されていて、温度が上がると柔らかくなる性質がありますので、横断的柔軟性を向上させるためには、整体やマッサージ、入浴や適度な運動など、血液の流れを良くしたり、筋肉の温度が上がることをしていくことが必要です。
このブログの題名にもなっている『身体は柔らかいのに肩コリや腰痛に悩んでいる』という人は、縦断的柔軟性は高いけれど、横断的柔軟性は低いということになります。
この場合、縦断的な柔軟性は高い状態なのでストレッチをしても、あまり伸びた感じがしませんし、肩コリや腰痛の改善にもつながりません。
したがって、『身体は柔らかいのに肩コリや腰痛に悩んでいる』という人に合ったケア方法としては、マッサージや整体、ストレッチポールなどを使ったコンプレッション(圧迫)ケア、入浴、適度な運動など血流を促進し、体温が上がるものが合っていると言えますね
このような観点から見てみて、健康館のメニュー構成は『縦断的柔軟性』『横断的縦断性』どちらにも対応できるようになっていますね
□縦断的柔軟性が低い人 ⇒ パーフェクトストレッチ
□横断的柔軟性が低い人 ⇒ 整体・パーソナルエクササイズ
□縦断的柔軟性・横断的柔軟性のどちらも低い人 ⇒ 2種類以上のメニューを組み合わせる
ご自身の身体に合わせてメニューを行うことがとても大切になってきます
『自分に合ったケアは』『自分の身体の状態は』という人は、お気軽にご相談くださ~い
コチラも併せて読んでみて下さい
『ストレッチならではの良いところ』~マッサージやほぐしとの違い