21世紀健康館-名古屋市天白区の整体・各種ボディケア

株式会社 ヒューマンラボジャパン

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自律神経の乱れが疲労!

   

 

2012年に厚生労働省疲労研究班が

一般地域住民2000人を対象に実施した疫学調査によると

38.7%の人が半年以上続く慢性的な疲労を感じており、

そのうち2.1%には日常生活に支障をきたすような

慢性疲労がみられたそうです。

 

また、同じ年に文部科学省研究班が行った

医療機関受診患者の調査でも、

約45%に半年以上続く慢性的な疲労が認められたそう。

 

1970年から1980年代にも6~7割の人に

疲れが見られましたが、寝れば取れる軽い疲れでした。

 

インターネットやスマートフォンの普及、

リストラの加速、成果主義の浸透など、生活や労働環境の

変化に伴い、今は慢性的な疲れに変わってきています。

 

つまり、ストレスの質が変わってきたといえるのかもしれません。

 

 

疲労のきっかけのひとつは、ストレスです。

 

ストレスには人間関係の悩みなどの「精神的ストレス」だけでなく、

過重労働や激しい運動のような「身体的ストレス」、

紫外線や化学物質、猛暑、感染症などの様々な

「生活環境ストレス」などもあります。

 

これらのストレスがかかると、身体の神経系・免疫系・内分泌系の

システムに歪みが生じ、細胞レベルでタンパク質や遺伝子に傷がつきます。

 

本来、人間にはそれを修復する能力が備わっているのですが、

運動や作業をやめずに続けた場合や、

過度のストレス状況に置かれた場合などには

傷を修復することができなくなってしまいます。

 

そのため、人は「だるい」「しんどい」といった感覚で

「休め」という身体からのサインを受け取るのです。

 

一昔前は、「乳酸」が溜まるから疲労が溜まるといわれていましたが、

現在は、臓器の働きを調節し、身体のバランスを維持する

『自律神経を酷使した結果が疲労』だと

大阪市や大阪市立大学、食品・医薬品メーカーなどが進めている

疲労に関する共同研究である“疲労プロジェクト”により

そのメカニズムが解明されています。

 

自律神経系は活動時に活発になる交感神経と、

夜間や安静時に活発になる副交感神経がセットになっています。

 

この2つがバランスよく切り替われずに、

常に交感神経優位になってしまい、

神経細胞内に大量に発生した活性酸素が

細胞にダメージを与え、それが疲労になるということですね。

 

もし、睡眠がとれていないようであるならば、

まず睡眠をとりましょう。

 

睡眠をとっても取れない疲労であるならば、

軽く動いてみてください。

 

軽く運動するというのは、

息が上がらない程度のジョギングをするとか

気持ちのいい程度でストレッチをする、ということです。

 

自律神経を意識的に整えようと思ったら、

『呼吸』です。

深呼吸を意識的にしているだけでも、

ふーっと身体が軽くなるはずです。

 

自分でも気づかないうちに、または、

察知する能力が低下してしまい、疲労は溜まってしまいます。

 

年齢とともに、身体のケアは丁寧に。

寒い日が続きますが、潤いある一日になりますように(*’ω’*)

 

 - Staffブログ