☆【身体が硬い子供】~運動不足?それとも運動のし過ぎ?~☆
2017/12/02
最近、子供さんが
『立った状態からしゃがもうとすると後ろに倒れてしまう』
とか
『しゃがむと踵が浮いてしまう』
といった親御さんのお悩みをお聞きすることが増えています
外で身体を使った遊びをすることが減り
テレビやゲームといった室内での遊びや塾や習い事などが増え
運動不足になっていることが原因と言われています
ところが、運動しているにも関わらず
身体が硬い子供も沢山いるのが現状です
部活動やスポーツ少年団などでいっぱい動いている子供にも
身体の硬い子が増えていて、硬いからケガもしやすく
大人と比べると筋肉が十分ではないので
ケガした時に関節にかかる負担が大きい
といった状況が治療家やトレーナーの間で認知されてきています
【運動不足で身体が硬くなっている子供に対する運動】
具体的にどうしてらいいのか
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まずは簡単な動きから始めてみてください
運動不足が原因で身体が硬い場合は
運動するのが一番良いと思います
例えば、小さなお子さんなら一緒にジャンプするなど
高さを競ったり、より高く飛べた時に褒めるなどします
ジャンプは、しゃがんだ時に足首、膝、股関節を曲げます
この時に筋肉が伸ばされます
その伸ばされた筋肉が縮むことでジャンプになるので
ジャンプを何回か行うことで筋肉を
『伸ばす』↔『縮む』という繰り返しの動作を行うことが出来ます
またジャンプをし着地した際の刺激は
骨の成長にとって必要になったり
バランス感覚を養うことが出来ます
【運動し過ぎで身体が硬い子どもに対する体操】
例えば、サッカーをやっている子供の例
サッカーは『走る』ことと『蹴る』ことが主体のスポーツで
大腿四頭筋という太ももの前面の筋肉をよく使います
そして、この筋肉を鍛えることが推奨されることもあります
こういったことが要因で
太ももの前面(大腿四頭筋)とハムストリングスという太ももの後面の
筋肉のアンバランスが生じて身体が硬くなっていることが多いので
このような場合は、太ももの裏(ハムストリングス)の筋肉を
優位に鍛えた方がよいと思います
鍛えると言っても、ジムやフィットネスクラブへ行く必要はありません
家庭や部活動の中でもできる簡単な方法をお伝えします
まず立った状態から1歩足を前に出します
この時、つま先は進行方向に向け、膝を軽く曲げます
(足首と膝が床と垂直になるように)
前に出した足の鼠径部(足の付け根)を手で軽く押さえ
鼠蹊部を折りたたむように身体を曲げておじぎをしていきます
この体勢の状態でもも裏の筋肉をグーで10回叩きます
その後、鼠径部から身体を起こします
この動きを3回繰り返し、かつ反対の足でも同様に行います
この運動は、運動不足で身体が硬くなっている子供だけでなく
大人の方の腰痛にも有効ですので、是非一緒にやってみて下さい
21世紀健康館 ろく