☆管理栄養士が語る『なぜ糖質制限は危険なのか?』☆
2017/12/02
糖質制限ダイエットは
比較的短期間で体重が落ち、一時的に痩せやすく
目に見えた効果が出やすく
更に面倒なカロリー計算などが不要で
炭水化物を抜くだけ!と簡単なのが人気の理由だそうです
しかし、’05〜’10年、千葉ロッテマリーンズの栄養管理を担当後
錦織圭選手、浅田真央選手など一流アスリートの管理栄養士を歴任し
現在は高梨沙羅選手ほか7人のアスリートを担当している
管理栄養士の細野恵美さんは
『実は様々な弊害があり危険』と緊急提言しています
錦織選手も、糖質制限を取り入れていた結果、スタミナ不足に悩まされ
2012年から細野さんが担当になり、適切に糖質を取り入れ
世界ランキングが25位から5位までアップしました
他には、高梨選手、浅田選手も適切に糖質を摂取する食事で
スタミナと身体バランスをキープしているそうです
糖質は、糖質制限ダイエットが流行ったせいで悪者扱いになっていますが
そもそも糖質は、大切なエネルギー源で
人間の3大栄養素は糖質・タンパク質・脂質です
1日の適正量は
糖質50~60%、タンパク質15%、脂質25%で
糖質が不足すると脳にエネルギーが行き渡らず
頭が働かなくなり、集中力が続かず
仕事や勉強が手につかなくなるそうです
更に
糖質が足りないと脳がガス欠状態になり
正常な生活が送れなくなる可能性もあるそうで
体が重くてだるい。慢性的に疲れている状態になり気分も不安定
ずっとイライラしている状態になってしまうこともあるそうです
一時的に体重は落ちるが生活にハリがなく幸福感も感じにくくなり
更には糖質制限を止めると以前にも増して太りやすくなりがちです
特に女性は
糖質制限をすることで急にエネルギー源が不足するので
女性ホルモンのバランスが乱れ
月経異常を引き起こすこともあるそうです
ちなみに、細野さんが女性アスリートの栄養管理をする際には
体脂肪率15%を目安にしているそうです
糖質は、他の栄養素よりも早く体を動かすエネルギー源となります
糖質を摂取しないと
自分の筋肉を分解してエネルギー源にしてしまい
その結果筋肉量が落ち、代謝が悪くなり
以前より脂肪を溜め込みやすい体になってしまいます
高齢者の筋力低下は、健康寿命の短縮にもつながりますので
老後を元気に過ごしたい人は、糖質制限は控え
適切に糖質を摂取する食事を心がけてくださいね
21世紀健康館 ろく