☆自分に合った内容を選べていますか?【トレーニング選びの重要性】
2017/12/02
リオデジャネイロオリンピックで
団体戦と個人総合で金メダルに輝いた
男子体操のエース内村航平選手
あの鍛え上げられた肉体美を見ると
さぞかしハードなトレーニングを重ねているのだろうと思いますよね
しかし
内村選手が所属するコナミスポーツのインタビューでの
『ウエイトトレーニングはしますか』
という質問に対し
『筋トレとかはほとんどしていないです』
『筋肉は体操だけで自然につきました』
と答えているそうです
なぜ内村選手はウエイトトレーニングをしないのでしょう
それは
体操種目において不必要な筋肉はマイナスに働くためだそうです
MLBのマイアミ・マーリンズのイチロー選手も稲葉篤紀氏との対談で
ウエイトトレーニングをほとんどしないと言っていましたが
理由は内村選手と同様で
野球をするにあたって不必要な筋肉はマイナスに働くからです
イチロー選手×稲葉篤紀 対談
↓↓↓
http://www.fines-co.com/defaultService.asp?aIdx=15108
体操種目は、あん馬や吊り輪、鉄棒など
自分の体重を自分の力で支えて手を支点にして身体を回転させる演技が多く
その時に発生する遠心力に握力で逆らわなければなりません
もし、全身の筋肉量が1kg増えると
そこで発生する遠心力はかなり大きくなり
今までの握力でコントロールし、自在に演技するのが難しくなるそうで
高重量のウエイトトレーニングで筋肉隆々にしてしまうと
かえって演技の邪魔になってしまうということです
また、体操は
ラグビーやアメフトなどのように
相手と直接コンタクトして競り勝つ必要が無い種目であり
競うのは筋力やパワーではなく技の完成度や難易度で
完成度を高く難易度の高い技を実現できる
『体操に必要な身体』を手に入れるための
トレーニングを選択しているのです
ゴルフやテニス、野球、水泳なども
相手と直接コンタクトが無い種目なので
同じことが言えるかもしれませんね
(因みに健康館にお越しのプロゴルファーさんも、あまりウエイトトレーニングはしません)
種目の特性や、自身の身体の状態に合ったトレーニングを選択することで
パフォーマンスアップやケガの予防
更には長く楽しむことができますので是非参考にしてくださいね~
21世紀健康館 ろく