いいお話し
2017/12/02
介護のお仕事をされている方から、素敵なお話しを伺いました。
こんな風に歳を取れたらいいな~と思いましたので、ご紹介しますね。
軽い痴呆が入った方(Aさん)のおトイレの介助をしているときのことです。
用を足した後にズボンをあげてあげようとしたときに、
Aさんがそっと頭の上に手をおきました。
はじめは何をしているかわからなかったけど、
何度、介助に入っても同じようにしてくれます。
よく考えると、そのトイレには、手すりがついていました。
Aさんは、介助してくれている人がふいに頭をあげたときに、
その手すりで頭を打たないように手をおいてくれていたのです。
そのやさしさと思いやりに、涙がでそうになり、
日頃ちょっとしたことでイライラしたり、
本当の意味で相手の立場になって考えられていない自分が
恥ずかしくなり、同時に、感謝でいっぱいになり、
こんな人になりたいなーと思ったそうです。
軽く痴呆が入っても、人のことを考えて行動できるということは
その人の心根がやさしく、思いやりにあふれている証拠だよねー
とそんなお話をしてくださいました。
相手の気持ちを考えていると思っていても、
それは本当に相手の立場になって考えられているんだろうか?
自分の立ち位置で相手の気持ちを考えているだけではないだろうか?
一度振り返ってみるいい機会になりました。
こういった素敵なお話を聞けることを楽しみにしています♪