只今考え中・・・
只今いろいろと考えております。
何を考えているかというと、もっともっと人間の身体に対し適切で効果的な手技はどんなものだろうか?
今私達が持っている、施術技術・テクニック・理論に組み合わせることでより効果的になる手技・理論は
ないだろうか? なんて事を考えています。
以前書いた記事
カイロプラクティックアジャストメントとは一般的にポキポキと音の伴う骨格矯正をイメージされるかもしれませんが実は様々な方法があります。21世紀健康館では、前文のポキポキっと音を伴う骨格矯正(ディバーシファイドテクニック)やドンとベットの一部を落としての矯正(トンプソンテクニック)、楔の様なブロックを使用し自分の体の重さを利用し骨盤矯正と頭蓋骨の調節をするテクニック(SOT)、宮西先生も先日書いてありましたが特殊な専用器具を使って矯正するアクティベーターテクニックなどがあります。
ではそれらはどんな作用を体にもたらすかと言うと、
1 骨格の可動域の修正、歪みの矯正、機能回復
骨格の動きには自分で動かせる自動域とそこから少し自分の力では動かせない他動域があります。それら骨格の動きをその人の持つ適切な動きに戻して骨格の運動機能を回復させる。そして可動域を改善する事によって、体全体の歪みや運動機能の改善が期待できます。
2 矯正の際の運動エネルギーによる自律神経への作用
脊柱の中には脊髄神経と言う脳から続く中枢神経があり、他にも椎骨(骨格)の周りにも様々な感覚神経があります。様々なテクニックによる運動エネルギー(刺激)が、感覚器官に伝わり感覚器官に伝わった刺激は前文の脊髄神経や感覚神経より脳へ伝達されます。そして脳に伝わった刺激は脳で情報処理され自律神経の活性化や筋肉の弛緩や痛みの緩和において作用します。つまり自己治癒能力を最大限に引き出す事に繋がるわけです。簡単に言えば、例えば首の上の方の椎骨を矯正すると頭痛の緩和や目がスッキリしたり視界がクリアーになったりしたり、背中を矯正すると内臓が動き出したりだとか矯正した部分の関連した部分(器官)にも作用があります。
大きく言えば、以上の2点がカイロプラクティックアジャストメントの作用でしょうか。細かく説明すればもっと長々となってしまいますが!笑
僕は患者さんの状態や矯正の目的によって多少の違いはありますが、特に自律神経への作用に重点を置き矯正する事を心掛けています。様々な症状や患者さんの状態に対し、今までの経験や科学的な根拠や手技の技術向上を基に、手技療法の可能性を追求し続ける事を目指し、カイロプラクティックアジャストをさせて頂いております。
この中でも、一番着目しているのが2の運動エネルギーによる自律神経への作用!
この分野は、時代や技術進化の過程おいてもテーマであり私達施術家にとって一生のテーマかもしれ
ません。
形として出来上がった時には、皆さんに体験して頂きたいと思っています。
21世紀健康館 牧野