☆【腰部脊柱管狭窄症】手術と運動療法の治療効果の差は?☆
『腰部脊柱管狭窄症(ヨウブセキチュウカンキョウサクショウ)』
耳にされたことがある方も多いと思います
腰部脊柱管狭窄症とは
背骨の脊柱管という部分の一部が狭くなってしまい
神経が圧迫されることで、腰や足に痛みやシビレが出る病気です
アメリカの研究チームが
2000年~2007年にかけて脊柱管狭窄症患者169人を
手術する群と運動療法をする群にランダムに振り分けて
2年間の追跡調査を行い
2年後に健康機能測定をし、両群を比較しました
結果は…
治療を行い、2年経過後の健康機能の平均点は
手術群…22.4
運動療法群…19.2
両群に有意な差は見られなかったそうです
研究チームは
『今回の研究では脊柱管狭窄症患者に対する除圧手術と運動療法に
QOL(Quality Of Llfe = 生活の質)の結果に差がないことが示され
今後患者と医療者はこの結果を踏まえて治療法を検討する必要がある』
と述べています
身体にメスを入れる手術と
メスを入れず、身体の本来持っている機能を取り戻す運動療法で
その後のQOLにあまり差がないとしたら
皆さんはどちらを選択しますか
あくまでも僕の主観的意見ですが
手術は運動療法をしばらく行っても改善されなかった時の
最終手段にしてもいい気がします
手術をしようか迷っている方は
是非、運動療法という選択肢も持ってみて下さいね
21世紀健康館 ろく