☆自己流で行う運動の副作用!?☆
時代と共に人々の働き方が変わり
それに伴い身体の使い方にも変化が起こってきたためか
僕がこの業界に入った頃と比べ
健康館に来院される方々の訴える症状には大きな変化があります
一昔前は、いわゆるブルーカラー系(軽作業系)の仕事が多かったのが
ここ十数年の間にパソコンやインターネットの急速な普及により
ホワイトカラー系(事務系)の仕事の人が大幅に増えました
働き方の違いによる『身体の使い方の違い』において
背骨(専門的には脊柱と言います)に注目してみると
【ブルーカラー】…脊柱の伸展(体を反る動き)が多い
例 : 整備士 物を持って運ぶ 等
【ホワイトカラー】…脊柱の屈曲(体を丸める動き)が多い
例 パソコンなどデスクワーク時の猫背 等
以前はブルーカラー系の仕事で
どちらかと言えば体を反らす動き(脊柱伸展)が多かったので
体を整えるためには
体を丸める動き(簡単に言えば腹筋運動=脊柱屈曲)が必要な人が多かったのですが
ホワイトカラー系の仕事で
どちらかと言えば体を丸めるような動き(脊柱屈曲)が多くなったため
体を整えるためには
体を反らすような動き(簡単に言えば背筋運動=脊柱伸展)が必要な人が増えています
言い換えれば、背骨を丸めるのが得意(いわゆる猫背)な人が増え
その結果…
■頭が前に落ちる(突き出る)
■ストレートネック(スマホ病)
■首こり
■肩こり
■頭痛
■めまい
などの体の不調につながっています
『じゃあ、背筋運動を頑張ろう!』となるのですが
普段丸くなる動きのクセが定着している体で
いざ必要だからといって背筋運動をすると
多くの人が腰を過度に反ってしまい、腰を痛めてしまいます
できれば、パーソナルトレーナーや整体師、理学療法士などの専門家に
ご自身の体に必要な運動は何か?を評価し見てもらい
運動するときの注意点なども聞くのが大切だと思います
例えば
ケガや病気で医療機関にかかった時
薬はお医者さんに診断されて
処方箋をもらい、薬局で薬剤師さんから受け取りますよね
運動も同じで、ちゃんと専門家の評価と処方が必要なんです
そうしないと、薬でいうところの副作用で体に悪影響を及ぼします
自己流で行っている運動の副作用で
■膝が痛くなった
■腰を痛めてしまった
■首が痛くなった
■肩を痛めてしまった
■全然パフォーマンスが向上しない
■シェイプアップするつもりが、かえって足や腕が太くなった
などを訴える人が非常に多くみえます
是非、正しい体の動き方を学習して
体の色々な所での変化を実感し、快適に過ごせるようになって下さいね~
21世紀健康館 ろく