「蚊に刺されやすい」のウソ・ホント
前回のデング熱がらみで、今回は蚊に刺されやすい人についての噂のウソ・ホントをかきたいと思います。
O型は蚊にさされやすいってホント?
「本当ですが理由は不明」です。 蚊に刺される頻度がO型で83.3%、A型で46.5%と、
O型の血液型の人が刺されやすいという実験結果があります。残念ながら、理由については不明です。
肥満は刺されやすい?
「本当」です。理由は、肥満の方は体表面積が広く、その分蚊に刺される範囲も広いということなので、
確率的に刺されやすいと言うことです。また、肥満の人は汗をかきやすいので、
蚊が対象を発見しやすいということもあるでしょう。
妊婦は蚊に刺されやすいってホント?
「本当」です。理由は肥満の方と同じく、妊婦も体表面積が広くなるためです。
それに加えて、妊娠後期では肺がお腹で圧迫され、呼吸数が多くなり、その分二酸化炭素を発しやすくなることも挙げられます。また、体温も高めであり、そのことでも蚊を引きつけてしまいます。
ストレスのない人は刺されやすいってホント?
「ウソ」です。ストレスがあるかないかでは関係ありません。
しかし、ストレスによって汗をかいている場合は、蚊を引きつける可能性があります。
子どもは刺されやすい?
「本当」です。子どもは体温が高く、代謝がさかんであること、そして汗をかきやすいことから、
蚊を引きつけてしまいます。
アルコールを飲むと刺されやすいってホント?
「本当」です。飲酒することで、皮膚の血管が拡張します。すると、体温が上昇しますので、
蚊を引きつけてしまいます。またここでも、汗をかくことでさらに引きつけてしまいます。
黒い服を着ていると刺されやすいってホント?
「本当」です。蚊は暗い色を好むと言われています。
そのため、黒い服は蚊を引きつけてしまう可能性があります。
蚊に刺されやすくなる主な要素は、汗・体温が高い・体表面積が広いの3点にまとめられます。
つまり、これらの対策がそのまま蚊の対策につながると言えるでしょう。
汗に蚊が集まってくるということであれば、僕は人一倍蚊に刺されやすいということも納得できます。
早く涼しい季節になってほしいものです。
21世紀健康館 鈴木