2日後の筋肉痛
年齢を重ねると、「2日後に筋肉痛が…」なんてこともありませんか?
僕も最近は、運動すると翌日は平気なのですが2日後に筋肉痛が出てきます。。。
なぜ年齢を重ねると筋肉痛が遅れて出てくるのでしょうか?
2日後以降に筋肉痛が表れることを「加齢遅延説」と呼んでいますが、じつは、まだそのメカニズムはハッキリと解明されていないそうですが、有力な説は以下の通りです。
筋肉痛の一般的な話として、「弱い負荷を長時間与え続けると、早く筋肉痛の症状が出る」、
一方、「強い負荷を短時間与えると、筋肉痛の症状が出るまで遅い」というものがあります。
そして人間が年齢を重ねると、肉体的なパフォーマンスが衰えてきます。すると、若いころは「弱い負荷」だとしか感じなかったことが、年を重ねるごとに「強い負荷」に感じられていくのです。よって若いころは「弱い負荷」だと感じていたため、痛みが出るのも「早かった」のです。しかし同じ運動でも、年齢を重ねると「強い負荷」と感じてしまうため、痛みが出るのも「遅くなる」ということです。
まだハッキリと解明されたわけではありませんが、「年齢を重ねると、痛みが出るのは遅くなる」とは、上記のようなメカニズムが原因だと考えられます。
しかし、年をとると筋肉痛の原因になる『筋線維の損傷と回復』が発生する過程が遅延するのは事実ですが、
過程自体が倍かかるようになるとは考えられないので、
2日目の筋肉痛はむしろ運動不足や筋肉の質などによる個人差の方が大きいようです。
したがって、日ごろからトレーニングを重ね、若いころのパフォーマンスを保っている人は、
ちゃんと翌日に筋肉痛が出やすいみたいです。
ちなみに、10歳くらいまでは筋線維はすべて遅筋(スピードよりもスタミナのある筋肉)で形成されており、
成長の過程で速筋と遅筋に分かれるのだそうです。筋肉痛は主に速筋を使う動作によって発生するので、
子どもは筋肉痛になりづらいのだそうです。
僕も若かれし日の身体に戻すためにも、秋はより本格的にジョギングします!(休日のみですが。。。)
21世紀健康館 鈴木