頭でなく感覚を・・・
先日とある番組で、声を出すことで体の柔軟性が上がったり、スポーツでのパフォーマンスが上がるということを実際に何人かの小学生を対象に実験されていました。見られた方もいるでしょう。
例えば、立位体前屈。何も声を出さずにただ前屈するのと、“ニャー”と言いながら前屈するのとでは、後者の方がほぼ全員の人が深く前屈できたという結果が出ていました。
もう一つは、跳び箱!全員が普通なら跳び箱が飛べない小学生を集め、助走から着地までにある言葉を発してもらうもの。それは、ス~(助走)、トン(踏切り)、パッ(手をつく)、トン(着地) (だったかな・・・)と言いながら跳び箱を飛んでもらいます。すると、普段では全く飛べなかった小学生の全員がお尻をつかずに飛べ着地までしっかりと行うことが出来ていました。
その他にも、包丁を使うときにトントントントンと声を発しながら切ることで言わないときよりも早く正確にきれいに切れるらしいです。
これは、声を出すことで、頭(大脳皮質)ではなかく感覚(小脳)が優位に働くからだということを言われておりました。うん、確かにそれは言えてる気がすると僕自身も納得。さっそく、僕自身も施術をしながら頭の中で鼻歌を歌ってみましたが、ま~ちょっとは気がまぎれて体の緊張がほぐれるかなと。
あのメジャーリーガーイチローさんも、体の緊張をうまくとるために常に“動いている”と言います。バッターボックスで構えているときも、両足を動かし交互に体重を掛けているのが分かります。逆にじっと止まっていると体の筋肉が緊張し目までが緊張するのでボールがよく見えないし、うまく体が動かないと言います。
何かをやろうやろうとする意識はかえって体を硬くしてしまいます。
“余分な力を抜く”
健康で快適な生活を送るために、工夫してみたいことですね。
21世紀健康館izumi 竹中