パニック障害について
急に肌寒くなりましたが、皆様体調はいかがでしょうか?
今日はパニック障害について少し書きたいと思います。
パニック障害とは,突然理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、吐き気、手足の震えといった発作を起こし、そのために生活に支障が出ている状態です。
このパニック発作は、死んでしまうのではないかと思うほど強くて、自分ではコントロールできないと感じます。そのため、また発作が起きたらどうしようかと不安になり、発作が起きやすい場所や状況を避けるようになります。とくに、電車やエレベーターの中など閉じられた空間では「逃げられない」と感じて、ひどい方は外出ができなくなってしまうこともあります。
一生の間にパニック障害になる人は100人に1~2人といわれ、決して珍しくはない症状です。
ちなみに僕も以前はそのような症状がありました。
パニック障害の原因はまだよくわかっていませんが、心や性格に原因のある病気ではありません。脳内ノルアドレナリン系の過敏・過活動、あるいはセロトニン系の機能不全など、脳機能異常説が有力です。過労、睡眠不足、かぜなどの身体的な悪条件や、日常生活上のストレスなどが発症や発作のきっかけになることが知られています。また乳酸、炭酸ガス、カフェインなどに過敏で、発作が誘発されやすいことがわかっています。
症状が軽く、一過性でおさまる場合や、よくなったり悪くなったりしながら慢性化する場合もあります。
治療法には、薬物療法と認知行動療法があります。
ちなみに僕の場合は薬を飲んだこともありますが、むしろより大きなストレスを感じる状況下に自分の身を置いたことによる荒治療(?)で克服したという感じです。
しかしながら第一の予防は極力ストレスを感じず、日々を楽しいことを見つけて過ごすことだと、僕は思います。
21世紀健康館 鈴木