笑いの効能
今更ながら「半沢直樹」をパソコン動画で見ている鈴木です。
先日、笑いが身体にどのような影響を与えるかを調べていたら、身体にも多くのご利益がありようなのでご紹介したいと思います。
まず、医学的な研究データによってわかっている笑いの効能は、大きく分けて3つあります。
1・落ちている免疫機能を正常化するという効果
ある医学実験では、笑うことによってがん細胞やウィルスをやっつけるナチュラルキラー細胞(NK細胞)が活性化することが証明されています。つまり、笑いはインフルエンザなどの感染症やがんの予防にもなるということです。
2.血圧を下げる効果
自律神経には交感神経と副交感神経があり、常にどちらかが優位になるというバランスをとっています。交感神経は興奮したりストレスがかかると優位になり、血圧や脈拍を上げます。逆に、副交感神経は就寝前などのリラックス状態のときに優位に働き、血圧を下げます。笑うことによって副交感神経優位の状態になって血圧が下がることがわかっています。どっと笑った瞬間は交感神経が優位になりますが、その後、副交感神経が優位になって身体をリラックスモードに変えてくれるのです。
3・血糖値を下げる効果
笑うとインスリンを分泌する遺伝子の作用で血糖値上昇を抑えるようです。つまり、笑うことで糖尿病が改善するということです。
そのほかにも笑いの健康効果については諸説あります。
笑うと痛みが引く?
笑うと“脳内麻薬”といわれるベータエンドルフィンが分泌され、モルヒネを上回る鎮静・鎮痛効果を発揮します。
笑うと痩せる?
爆笑するとよくお腹が痛くなりますが、大笑いすると腹筋や横隔膜を激しく上下させるので、かなりの運動量になります。目安としては3分ほど笑うと約10kcalの消費になるとか。また、笑うと呼吸が活発になり、酸素消費量や血流も増えるので、中性脂肪を燃焼しやすくなります。
ストレスがあると、交感神経が緊張して血行が悪くなり、筋肉も緊張し、肩こりの原因になります。笑うと交感神経の緊張が緩み、副交感神経が優位になるので、心身がリラックスしてストレスが解消され、肩こりの緩和につながります。
笑うと目の周りや頬、口角など顔の表情筋が動くので、血行が促進され、肌の新陳代謝もスムーズに。シミや大人ニキビの予防になり、肌の色ツヤもよくなります。また、免疫力が上がるので、アトピー性皮膚炎の治癒力も高まるといわれています。
笑うと頭がさえる?
笑うことで“記憶の中枢”と呼ばれる海馬(新しいことを学習する際に不可欠な大脳の器官)の容量が増えると言われています。また、笑うと脳の血流量がアップするため、脳の働きが活性化されます。笑いを理解するためには多くの脳神経細胞を使うため、ボケ防止になるという説もあります。
笑うと幸せになる?
“癒しのホルモン”と呼ばれるセロトニンの不足は、うつなど心の病の原因になりますが、笑うことで脳幹からセロトニンが放出され、精神バランスが整います。また、“ハッピーホルモン”の異名を持つベータエンドルフィンが血中に分泌され、多幸感がもたらされます。
実際、本当かどうかはわかりませんが、
笑うことは身体にいいことばかりだと信じたいです。
常に笑って過ごせたらいいですね。
21世紀健康館 鈴木