噛めば噛むほど
みなさんは、食事をするとき食べるのは早いほうですか?
僕は社会人になってすぐ「新人は先輩より5分遅く食べ始め、5分早く食べ終わるように!」と教えられたものです。以降食べるのがかなり早く、ほとんど噛まない習慣が身についてしまいました。しかしながら噛むという行為は、身体にとって多くの効果をもたらします。
噛むことにより満腹中枢が満たされるので食べる量が減り、ダイエット効果になります。
脳の活性化につながる(よく噛むことにより脳への血流量が増す)→思考力、集中力、記憶力、判断力などを高めると同時にアンチエイジング効果が期待できます。
唾液が多く分泌される→唾液の中には、お口の健康を支える良い成分がたくさん含まれるので、より多く排出されることが望ましいのです。
唾液の効果としては、
(1)洗浄作用(食物の残りかすを浄化する)
(2)抗菌作用(虫歯菌、歯周病原菌などの繁殖を抑える)
(3)再石灰化作用(歯質を修復する)
(4)消化作用(酵素により消化を促す)
(5)保護作用(粘膜を保護する)
(6)筋肉、骨、歯などを健康に保ち若返りホルモンとも呼ばれる
「パロチン」という成分が唾液に含まれています。
食べ物をよく噛んで食べることで、お口周辺の筋肉が引き締まり美しい顎のラインを保つ効果もえられます。
このように「よく噛んで食べる習慣」を身につけることで、毎日の生活の中で無理せず、ダイエット、口内環境整備、アンチエイジングまでもたらします。「1口30回」を目安にするといいそうです。僕もよく噛んでゆっくり食べ、しっかり味わう習慣を身につけたいと思います。
21世紀健康館 鈴木