肩凝りは腕コリ!!
腕の捻じれが肩こりを引き起こす!?
肩凝りの方を診ていると、ある共通点があります。それは、肩が凝っている側の腕を触診すると必ずといっていいほど腕のどこかに凝りがあり、ひどいと腕、肘が捻じれてしまっています。特にパソコンを長時間やっている方、細かく指を使うようなお仕事の方に多いような気がします。
昨日訪れた患者様もこのところ右の肩こりがひどいということで、全体的なバランスをチェックしていくと、どうやら上腕二頭筋(力こぶのできる筋肉)や鎖骨に付いている筋肉が非常に凝っており、さらには肘から先の骨が捻じれているようなストレスがかかっていました。これは自分では気づきにくいものですが、実際に凝っているところを軽く触るとけっこうな痛みを訴えておられました。
施術は腕の凝りを緩めてあげることと、腕の捻じれをとることに重点を置き、肩と連動させて緊張を解放させていきました。施術は痛そうでしたが、終わった後は右の肩がすっごく楽になったようです。
下の写真をご覧ください
特に捻じれを起こしやすい骨が上腕骨と橈骨。最近はパソコンなどで肘から先を内側に捻じって作業をすることが多いのでこの橈骨が尺骨に覆いかぶさるように内側に捻じれを起こし、その連鎖で上腕骨までもが内側に捻じれてしまいます。よく言う肩が前に入ってしまうという状態。人間の腕は肩甲骨、そして鎖骨にぶら下がっています。腕が捻じれたり、正常な位置からずれてしまうと、肩甲骨や肩関節で腕をうまく吊るしておけなくなり、首や肩の筋肉を頼るようになります。これが腕こりからくる肩こりのメカニズムです。
症状が出ている所に問題はない
症状は結果である
21世紀健康館 izumi 竹中