その腰痛はヘルニアが原因?
皆さんのまわりで、腰痛などで整形外科に行き「ヘルニアです!」と言われた方はいませんかMRIを撮って画像診断してみると、椎間板がストレスを受け膨らみ脊柱管から飛び出している。整形外科の先生はその状態を画像で確認してヘルニアだといいます。しかし、その腰痛は本当にヘルニアが原因なのでしょうか
アメリカのある大学の研究で、腰痛を経験したことの無い人をMRI検査において観察したところ、60歳以下の痛みのない人の1/5にヘルニアが認められ、半数の人に椎間板の膨らみが見られました。さらに60歳以上では、実に1/3の人に、椎間板ヘルニアが存在し、80%近くの人に、椎間板の膨隆が見られる、ということでした。つまり、「ヘルニア=腰が痛くなる」というわけでなく、腰痛の原因はヘルニアではなく、ほかの要因にあるかもしれないということです。(ちなみに僕も以前整形外科でヘルニアだといわれました・・・)
もちろん、腰痛の原因が本当にヘルニアの人もいます。ヘルニアが原因の腰痛では、椎間板の突出した部位が近くを通っている神経を圧迫し、脚にシビレや感覚麻痺といった症状を腰痛とともに出すと一般的には言われます。病院ではヘルニアに対して腰の牽引や電気、痛み止めの薬などで様子を見る事が多いです。症状がひどく、歩きづらかたったり、痛みやシビレなどが強く出る時は手術することもあります。
当院では、問診・検査等で本当にヘルニアによる腰痛なのか、ヘルニアであればどのくらいのレベルの状態なのかを把握します。そしてヘルニアを起こしている椎間板の圧を正常な状態に戻すことによって症状の改善を図ります。また、姿勢の悪さ、特に骨盤から腰骨の整列を整える事で椎間板にかかっている負担を取り除いて行きます。さらにヘルニア以外にも腰やお尻の筋肉の緊張、骨盤や腰の関節の歪みなどが痛みやシビレの原因となる事も多くありますので、それらの筋肉の緊張を緩めたり、骨格のバランスを整える事によって症状の改善を目指します
ヘルニアと言われた方は、ぜひご相談ください。
21世紀健康館 鈴木