コカコーラの粋なキャンペーン
キャッシュカードも何もなしでタダで現金が出てくるATMがもしあったら!?
あるんです!
僕もこのニュース、ユーチューブを見た時は心がジーンとしました。
詳しく話しますと、コカコーラ社が仕掛けた「シェア・ハピネス」というキャンペーンの一環で、深刻な経済危機に陥るスペインの街中数箇所に赤いATMを設置。その画面上には「キャッシュカードなしで現金100ユーロ(約12000円)を手に入れよう」と表示されており、YESかNOを選択するようになっている。
これに気付いた人々が「YES」を選ぶと、今度は「みんなと分け合うことが条件です」と表示される。さらに、「どのような方法で分けたらよいか、アイデアが欲しいですか?」と聞かれ、「YES」をタッチすると他の人に幸せを分け与える方法がいくつか提案されるようになっている。
そのアイデアは様々で、「赤ちゃん連れの人にオムツを買ってあげる」「近所に住む人にプレゼントをする」「道行く人に食べ物を配る」……など、それを受け取った人が嬉しくなり、ちょっとした幸せを感じられるような内容になっているのだ。
そして最後に、ATMから一枚の封筒が出てくる。中身は現金100ユーロと、「この体験を世界中にシェアしてもらえると嬉しいです」と書かれた紙。もちろん、お金を手にした人々が指示に従う保証はないし、そうしなければならない義務もない。彼らは好きなように100ユーロを使うことができるのである。
それにもかかわらず、タダで現金を手に入れた多くの人が他の人々と幸せを分かち合い、その内容を撮影して世界中にシェアしているのだ。動画は、ATMを見つけた人々の反応と、実際に良い行いをして自らの体験を公開した人々の様子をまとめたものなのである。
参照元:YouTube ConoceCocaCola、Huffington Post(英文)
会社のあり方、お金のあり方というものを少し考えさせられたニュースでした。少し大げさなやり方かもしれませんし、一時の感動かもしれませんが、現金を受け取ったたくさんの方が自分だけのものにせず、他人にギフトするその行動は、人間が潜在的に持つ“人を喜ばせてあげたい”というすばらしい思いやりの証なのでしょうね。
“あたりまえ”に慣れてしまっている日常の出来事一つ一つを見直し、常日頃から思いやりと言う愛を全てに捧げていけるような自分でありたいものです。
21世紀健康館 コーラ大好き 竹中