刺激
健康でいるために必要なこと 生きていくために必要なこと そして進化していくために必要なこと
それは・・・
健康になるために、毎日マラソンをすること、ジムに通うこと、整体やマッサージを受けること・・・
それぞれ自分に合った健康法を実践されていると思います。
例えば、運動をすることと、整体を受けること。自分で動く運動と他人から手を加えてもらう整体は一見全く違うことのように思えます。
しかし、運動をして肩こりが改善される方もいれば、整体を受けて肩こりが改善される方もいますし。
もっと言えば、同じ整体を受けるにしても、整体なんてものははっきり言ってお店や先生によってまったく考え方やアプローチも違うもんですが、それでも皆それなりに改善されていくんですね。同じ症状に対し、ある先生は右から矯正、ある先生は左から矯正なんてことはよくあることなんですが、どっちでも同じように改善されていくもんなんですね。実際のところ・・・
一見違うことをしているように見えることでも、“体が良くなる”ということに共通していること。
それは“体がほしがっている刺激”を与えていることだと思うんです。
体を動かすという刺激、筋肉を揉むという刺激、骨を矯正するという刺激、そして人と会話するという刺激もそう。
手法は違えど、刺激という意味では体内で起こっていることにはさほど違いはないのかもしれません。
話していたら痛みが消えた。そんなこともよくあるんです。それはきっと脳に対し適切な刺激が加わったからなのでしょう。
体に対しそして脳に、心に対し、様々な刺激を加えてあげることで人間の体はちゃんとそれに応えてくれます。
そしてその刺激はあらゆる角度からあらゆる種類を持って体内に入力されるほうが望ましいでしょう。
これだけやっていればいいということはありませんから。
また、結果が変わらなければ、今行っていることが間違えでなく、それはもしかしたらもうちょっと他に体がほしがっている刺激があるのかもしれません。
それは運動なのか、整体なのか、はたまた人とのコミニケ-ションなのか・・・それは分かりません。
“刺激”が無くなった時。
それは“退化”という現象が自ずと待っているでしょう。
刺激が偏った時。
それは本当の健康を遠ざけているのかもしれません。
あらゆる刺激があったからこそ人は進化をし続けてこれたのでしょう。
整体の仕事を初めて8年。手技治療という観点、枠組みから健康という概念を捉えてきましたが。
人の健康をもっとトータルでみていくことの必要性を強く感じます。
専門性が高まりある意味分業化されている今の医療。
人をトータルで見て、医療者、セラピスト、トレーナーや栄養士も・・・チームを持ってつながらなければならない。
一人でできることには限界がありますから。
21世紀健康館 竹中