☆ぎっくり腰☆
先日、十数年ぶりに『ぎっくり腰』を患った人の例を紹介しましたが
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(3月4日のブログを参照下さい〈笑〉)
受傷三日目の朝にして既に日常生活には何の問題も無い程に回復しています
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(仙腸関節(骨盤を形成する仙骨と腸骨からなる関節)の捻挫にしてはかなりの早さです)
今回は、なぜこんなに早く回復したのかを
色んな先生達の意見も交えながら検証したいと思います
そして、このブログを読んで下さっている方々が
万が一『ぎっくり腰』を患った時のお役にたてればと思います
早期回復の要因として先ず挙げられるのが
受傷初期段階での処置にあると思われます
『ぎっくり腰』は、いわば『腰周辺の捻挫』です
捻挫ですから『炎症』を起こしていることがほとんどなので『アイシング』をします
今回の場合も受傷後すぐに10分間のアイシングをした後に湿布薬を貼りました
もう一つの要因としては
受傷後すぐに
患部以外の関連した部位の筋肉の柔軟性を確保するための処置をしたことです
患部は炎症を起こしている為、直接触ることは避けた方が良いのですが
患部にテンションがかかりにくくする為に
太ももや大腰筋という腰骨と骨盤と股関節をつなぐ
深層部にある筋肉(インナーマッスル)の柔軟性を作る手技を施します
こうすることで股関節の可動域を確保でき、痛いなりにある程度動く事が出来ます
今回の場合もすぐに
大腰筋とハムストリングと呼ばれる太ももの裏の筋肉に施術したおかげで
痛いなりに仕事もできました
もう一つの要因は
動ける範囲で動いていた事です
ぎっくり腰は激痛がするため、ほとんどの人が寝たきりで安静にされます
僕も現職に就く前はそうでした
病院などでは『安静に』と言われますから当然と言えば当然です
しかし、安静にし過ぎることでの弊害もあるのです
安静にし過ぎることで体中の筋肉がこわばり、様々な関節の可動域が制限され
その結果、小さな動きでも患部にテンションがかかり、痛みが走りますし
患部の傷がなかなか癒えないということにつながり
結果的に治るのを遅らせてしまいます
今回の場合、動ける範囲で、『正しい動き』を意識しながら動いていたことで
患部以外の筋肉や関節の可動域制限を最小限に抑えることができたのが
『余分な緊張』を作りださずに済んだと言えるでしょう
『正しい動き』で動けば、意外と動けます
そういったことを理解していたおかげで『恐怖心や不安感』が無く動け
早期回復につながったことが、他のぎっくり腰を患った人との
大きな違いではないかと思われます
ここまで長々とした文章を読んで下さった方々に感謝します
今回の件をまとめてみると・・・
ぎっくり腰や足首の捻挫などの急性症状の時は『まず冷やす』
アイスノンの様な物でも、ビニール袋に氷水を入れた物でもOK
注意することは、あまり長時間連続して冷やさない事
10分~15分を目安にして下さい
その後、湿布薬が有れば患部に貼って下さい
そして、『できるだけ早く必要な処置を施す』
これに関しては専門家に頼るしかありませんね
健康館では、主に股間節の可動域を拡げることを中心に施術させていただきます
そして、
『あまり安静にし過ぎないよう、動ける範囲で動く』
早期に必要な処置を施すると、痛いなりにもそれなりに動けるはずです
ここからはご本人次第なのですが、『恐怖心、不安感』を少し抑えて
正しい動作で動いてみてください
正しい動作が解らない人が多いと思いますが
健康館では正しい動作や姿勢のご指導もさせていただいていますので
お気軽にご相談下さい
ぎっくり腰などの予防の為にも是非『正しい動作・姿勢』を身に付けて下さいね
21世紀健康館 ろく