☆運の捉え方 ~運も実力のうち~☆
『運も実力のうちですから』
スポーツやビジネスなどの分野で結果を残した人から
ときどき聞かれるこの言葉
それって結局物の考え方の違いだったりするのでしょうか?
運自体は科学的に実証できるものではありませんが
主観的な『運の捉え方』の違いによって
物事の決断や考え方に変化が生まれるのは事実のようです
社会心理学の側面から運の認知について研究している
神戸山手大学の村上幸史准教授によると
『運も実力のうち』というのは『運に個人差がある』とする考え方の一例で
日本人の実に8割もの人が同様の考え方を持っているとのこと
では、その『運の捉え方』の違いによって生まれる変化には
どんな物があるのでしょう?
たとえば
『一人の人間の運は総量が決まっている』と運を一定量のものと考える人
『運を無駄遣いしちゃった』などと運を減少するものと考える人は
結果が生じる前に想像する後悔=『予期後悔』
をする傾向が強く
例えば、幸運なことが続くと『次は失敗するかも・・・』というように
事前に悪いことが起こると考えてしまうというもの
この考え方でリスクを回避できる場合もあるため
一概にネガティブな思考とはいえませんが
予期後悔のため行動を起こすことが出来ない
⇓
行動しないから何も変わらない
⇓
何も変わらない、出来ないから自信が無くなる
⇓
予期後悔をする
⇓
行動を起こせない
などというような思考&行動のループの中ををグルグルと回り続け
取り越し苦労が多くなる面はあるかもしれませんね
『人の運は総量が決まっている』とか『無駄遣いした』とか考えていても
あまりいいことは起こらないような気がします
逆に『自分に運を呼び込む』ような運の捉え方、考え方はあるのでしょうか?
運を呼び込むという話とは少しズレるかもしれませんが
『自分は運が強い』と信じて成功した人は
同時に努力を重視する傾向が強いそうです
『運が強い』と信じて成功した人の多くは
最大限の努力をした結果として、自分に運が向いてきたと考えるようです
をする傾向が強く
⇓
行動しないから何も変わらない
⇓
何も変わらない、出来ないから自信が無くなる
⇓
予期後悔をする
⇓
行動を起こせない
自分に運があると信じて、努力を続けられるエネルギーを『実力』と考えれば
『運も実力のうち』と言えるのかもしれませんね
21世紀健康館 ろく