こんなところにも・・・
中国医学での伝統的な診察法のひとつに、「望診法」というものがあるそうです。
医師が視覚により、患者さんの身体に現れた色や形態などを観察し、
病状を知っていくということらしく、
他には言葉や呼吸、臭いから診る聞診、
直接肌に触れたり、脈をとる切診、質問によるデータ収集をする問診があり、
これら4つで『四診』と呼ばれるそうです。
「体内を知りたければ体外を診察する、体外を知りたければ体内を知る」
そんな教えもあるようで。。。
そして、望診法の基になっているのが『陰陽五行』という理論。
自然のあらゆるものは陰と陽によって絶え間なく生成と消滅を繰り返している、
表と裏、男と女のように別なものではなく、反対であり補い合うもの。
そして1年を木・火・土・金・水に分け、臓器にあてたのが五行。
陰陽五行を使い、色や味、身体に現れた症状や感情は、
すべてが大切な意味を持ち、それぞれが補い合い、関連づけられるとされます。
これを取り入れたのが、マドンナや坂本龍一が実践している「マクロビオティック」
直訳すると、自然に則した(主に食における)健康法。
マクロビオティックは自分の生命を必然的に社会や環境、
他の生命といった大きな視野でみていかなければいけないという点では
エコロジーかつホリスティック(包括的)なのでしょう。
ベースとなっているのは中国の陰陽論と日本の食養法で、
そこに現代科学を密接に結びつけられた理論であり、方法ということです。
以前から興味はあったものの『難しそう』というだけで触れることはなかったのですが、
意外と自由に緩やかに取り入れられそうな予感。
食べ物を知り、身体のメカニズムや自然とのつながりに触れ、
またそこには感情という心の部分にも関係してくる・・・
伝統を重んじながら、現代にフィットするようにされているのがまた嬉しいですね~
私という一人を食によって癒すことが、いずれは地球を癒し、
地球がもっとよくなれば私に還ってくる
もしかしたらそんなことかもしれないなぁ
そんなことをお弁当の準備をしながら思うのでした。。。
21世紀健康館 すぎ