徒然なるままに・・・
徒然草にこんな話があるそうです
いなか者が賀茂の祭を見るときはみっともないね
「行列がおくれている。来るまでは桟敷にいることはないぞ。」といって
奥の間で食べたり酒を飲みながら囲碁・双六の遊びにふけり、
桟敷には見張りをおいて、「行列がきた。」ときくと、大さわぎで
先をあらそって桟敷へ上がり、落ちそうになるまで
すだれを押しだして、おしあいへしあい、すべてを見落とすまいと
見物し、「ああだ、こうだ。」と批評して、行列が終われば、
「またつぎの行列がくるまでおくにいよう。」とひっこんでしまう。
こういう連中は行列そのものだけを見ようとし、
その前後の雰囲気を味わおうとしない。
徒然草 第百三十七段より
「目的だけをゲットしたい」と言う風情のなさを嫌い
目的の間にあるものに価値を見いだしていたようですね
仕事においても、人生においても
この目的までのプロセスを楽しみたいものです
プロセスの中にある大事なものを見失わない生き方を・・・
21世紀健康館 高橋
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