心と体
治療の仕事に携わって7年。体というものに興味を持ち、知識、技術を高めるため、様々なセミナーにも参加してきました。いろんな本を買っては勉強したこともありました。しかし、振り返ってみると、正直、心のそこからわくわくしながら真剣に勉強をしてきたかというとそうではない。人からよく勉強してそうだねといわれるが実際そうでもない。それなりにはやってきたのかもしれないが・・・
体に興味をもち、治療をすることが好きであるのならもっと熱心に勉強していてもいいはず・・・しかし、正直、特に今は何か新しい知識や、技術というものを習得したいという想いはあまりない。それはなぜか?その答えは自分の心が知っているのかもしれない。いろんな本を買いあさったり、セミナーにもでたけどいまいちモチベーションが上がらないのは“そうではないぞ”と奥底の心が言っているようにも感じるのです。
なにがそうさせているのか・・・
ひとつ言えることは、知識や、技術で人は治るのではないということ。そんなことをなんとなく感じるのです。きっとこれは今後僕がどんなにすばらしい知識や技術を持ち合わせたとしても、変わらない想いだろう。そんな想いが、潜在意識として存在していたのなら、勉強というものにいまいち熱心になれなかったのも一つここに理由があったのかもしれない。
今意識として向くところは、“体”から“心”へ。
ひとつ具体的なお話。ある整体師さんのブログにこんなことが書かれていました。
骨は筋肉で動かしているのではありません。じゃ、何が骨を動かしているのか?
それはね・・・感情というものです。
厳密に検査をすると、脳で「腕を上げよう」という考えをもつ前に・・・・・
コンマ何秒か前に、腕は上がり始めている。と言われています。
脳より先に、体を動かしているものーそれが、感情です。
脳は、上がり始めている腕を支えるために、追っかけ筋肉に命令を出しているわけです。
もう言うまでもありません。感情や思考に変容がないと、どんなにすぐれたテクニックをもって治療しても、体の変容をもたらすことは難しいのかもしれない。
神の手と呼ばれる治療家達は一つこんなことが自然とできているのかもしれないな~。
自分自身も、自然な感情と思考が持てるようになりたいものです。
21世紀健康館 竹中