食育　vol.9

2010/02/08

少し前からよく話題にあがる『アボカド』
カラダにイイということは知っていても、どのように？？ということを
栄養素を中心にご紹介します。

そして、患者様からのオススメの食べ方を２つほどのせてみます

　アボカド、トマト、モッツアレラチーズをさいのめに切り、
バジルとオリーブオイルであえてサラダに

　アボカドをスライスし、同じくらいの厚さに切り焼いたベーコンを
トーストしたパンに挟んでサンドイッチに

*化粧品にも配合されるコエンザイムQ10やビタミンEが美肌つくりに役立ちます。

アボカドにはコエンザイムQ10が含まれている

アボカドは、世界一栄養価が高いフルーツということで、
なんとギネスブックにも掲載されているのです。
その中でも、美肌作りという面から見ると、
すごい成分が含まれていることがわかっています。

・コエンザイム Q10
最近の化粧品によくコエンザイム Q10が配合されていたり、
サプリメントも人気があるようです。

このコエンザイムQ10は、
私たちのカラダのあらゆる細胞や血液中にある成分なのです。
そして、もう一つ重要な働きは、体の酸化を防ぐ抗酸化作用。
コエンザイムQ10の抗酸化力は非常に強力で、
細胞のエネルギー産生を高め、
活性酸素からカラダを守るため
「抗老化の決定成分」とまで言われ、
熱い視線が注がれているのです。

コエンザイムQ10は、加齢や偏った食生活、
ストレスなどにより、２０歳前後をピークに減少していき、
４０歳前後から加速的に減って行くそうです。
このコエンザイムQ10は、肌荒れ防止や老化防止等に役立ち、
美肌づくりにを貢献してくれるのです。

・ビタミンE
ビタミンEは｢若返りのビタミン｣と言われ、
細胞の老化防止の働きがあります。
それは、抗酸化能力でがあるからです。

さらに血行をよくする働きから、皮膚の新陳代謝を高め、
シミやソバカスを防止するなど美肌効果も期待でき、
やはり化粧品にはよく配合されています。

ビタミンEは酸化しやすく熱にも弱いので、
生で食べるのが効果的です。
また、美白効果などがあるビタミンCと一緒に摂取すると、
ビタミンEの抗酸化作用を高めて相乗効果がえられます。
アボカドにはビタミンCも含まれているので一石二鳥ですね。

さらにアボカドには、疲れたカラダを元気にしてくれる成分も
たっぷり含まれています。

カラダの中から元気UPしてくれる成分

・オレイン酸
ヘルシーな植物性オイルとして人気の高いオリーブオイルと同じ、
オレイン酸という脂肪酸が８割以上含まれています。

オレイン酸は、血液中の悪玉コレステロールを除いて
血液をサラサラにし、動脈効果や心臓病、高血圧を予防に作用します。
また、腸を滑らかにして便秘を予防、解消する効果も認められています。

ただしあくまで油ですので、過剰にとると肥満を招きますので注意してください。

・ビタミンB6
ビタミンB6が不足するとタンパク質が十分に再合成できなくなり、
その結果皮膚炎や口内炎などを引き起こします。

さらに不眠症や、神経過敏、神経炎、こむら返りなどの症状を引き起こします。
ビタミンB6は脂質の代謝を促すので、肥満予防にも役立つ成分です。

グルタチオン
アルコールやニコチンなど有害物質の解毒作用を促進し、
また活性酸素を除去し免疫機能強化させる誘導能力の高いことが
報告されています。

その他、体内から余分なナトリウムを排出するカリウムや、
便秘の予防・改善、体内の有害物質を排出を促す食物繊維、
各種ビタミンを含んでいます。