エクササイズ vol.9
エクササイズといわれるとどうも抵抗が・・・
そんな方も少なくないのでは??
今回は「身体を動かす」そんなところに焦点を置いてみました。
さらに、大人ばかりではなく子供の体力低下や運動不足といったものも
深刻化している現在、意識的に身体を動かす必要があるのは
大人ばかりではないのです。。。
「子供は外で元気よく遊ぶもの」
そんな当たり前が当たり前でなくなった今
コミュニケーションの場としても、時間をとってみてはいかがでしょうか?
機会を作ろう!
便利なものであふれている今、子どもを取り巻く環境を充分に理解し、
積極的に身体を動かす機会を作っていく必要があります。
「よく食べ、よく動き、よく眠る」というサイクルを作り、
基本的な生活習慣を身につけることが重要です。
子どもを育む大人が意識をして屋外で遊ぶことや、
スポーツに親しむ機会を確保していきましょう。
なぜ身体を動かすことは良いのだろう?
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心にプラス!
知性や人間性、人格などの心の発達には、脳のなかの「前頭葉」というところが作用しています。この前頭葉の発達を促すためには「よじ登る」「ぶら下がる」「さかさまになる」「ぐるぐる回る」などの動きが重要だといわれています。普段の生活の中では中々このような動きはありません。特に家の中では体験しにくいといえるでしょう。日常では使わない筋肉を使うことにより「前頭葉」にたくさんの刺激を与えることができます。身体の中での神経系の発達は4歳ごろに大人の8割程度まで発達し、10歳前後でほぼ成熟すると考えられています。運動する=身体を動かすということは、10歳ごろまでは「心」のために、その後少しずつ「身体」のために役立つことともいえるでしょう。 -
身体にプラス!
身体を動かすことが少ないままでいると、運動能力や体力はどんどん低下していきます。また、それに伴い、肥満傾向の子どもの割合も増加しています。「身体を動かさない→体重が増える→疲れやすい→運動が嫌い→身体を動かさない」という悪循環に陥ってしまいます。肥満はいまや「万病のもと」ともいわれています。将来を担う子どもたちが「生活習慣病」にならないためにも、積極的に身体を動かす機会を作っていくことがすこやかな身体づくりにつながります。
大人も一緒に楽しもう!
どんなに身体を動かすことは大切だといっても、
子どもは楽しくなければ動きません。とくに身体を動かすことを
「苦手」と思っているような子どもではなおさらでしょう。
誰しも苦手なことにチャレンジするのは勇気がいることだったり、
面倒だったりします。「やっぱりだめだった」という失敗の経験の
積み重ねは子どもにとってはやはりマイナスです。
「出来た!」という達成感は子どもの心の発達には不可欠です。
まずは大人が楽しく取り組み、遊び(身体を動かすこと)に子どもを巻き込み、
うまく出来たときには「よく出来たね」とたくさんほめてあげましょう。
「自分で出来た」という達成感と「ほめられた」という幸福感は、
子どもの心と身体をすこやかに育むでしょう。
もしも失敗してしまっても、けなさずに、チャレンジしていきましょう。
うまく出来たところはほめて、あともう一歩だったところをわかりやすく
示してあげます。粘り強く、チャレンジする心と身体を作る良い場面になるでしょう。
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