根本原因!?
ぎっくり腰・・・正式には急性腰痛やら急性腰部捻挫と言われますが、何かの動作をきっかけに急激な痛みが走ったり、特に思い当たる原因がなく急に立ち上がれなくなるほどの痛みが出現することがあります。
原因としてよく言われることは、重いものを持った、腰を捻った、姿勢が悪かったなど何かしら腰の動きに原因があったと錯覚してしまいがちですが、その動作の多くは、いつも行っている動作で、特別な動作を行ったわけではありません。それはあくまでもきっかけであり、その体勢や動作を行う以前に身体(心も含まれます)は緊張状態にあり、その余裕がない状態で動いたため痛みが生じただけであって、その体勢や動作そのものが原因なのではありません。
原因は、身体の緊張状態をつくってしまったというところにあります。これは自覚症状としてでてこないことも多々ありますので、そのまま見過ごし、いわゆるぎっくり腰という状態にまで悪化してしまうのです。
つまり、身体の緊張状態を察知すること、また予防することが必要になってくるわけです。緊張状態というのは自分ではなかなか気がつかないことです。これは私達にも言えたことです。緊張をつくる原因として、運動不足、偏食、睡眠不足など生活習慣的な要因から、心のストレスまで様々です。
特に最近感じることは、体と心は非常に密接に関わっているということ。心=脳と考えて頂いてもいいですが、この脳の緊張が、体の緊張を引き起こしているというケースが意外と多いように感じます。体をコントロールしているのは脳です。
脳を健康にしておくこと。そのことにも意識をおかなければいけないんですね。
10年、20年後のケアはおそらく、脳がキーポイントとなってくるでしょう。そして、ケアは受けるものではなく、自らも変えていくということが新たな治療、ケアのスタイルとなっていくんでしょうね。
本物の健康を提案するのであれば、自分もそうでなければ・・・そう深く思う今日この頃・・・
体のトリビア 竹中