人体の不思議
今日、人体の不思議展へ行ってきました。実際の献体を見るのは、5年前、アメリカへ解剖実習に行った以来です。当時は臨床経験というものがほとんどない状態での実習ということになりましたが、あれから5年。それなりの現場経験を積み、知識に感覚やイメージ、さらには疑問もたくさん抱いた中での見学となりました。明らかに、当時とは見る視点が違います。
ま~でも、5年前は実際にメスを手に持ち、自由に解剖していましたから・・・今回は少し物足りない感じではありましたが。
しかし人の体というのは実に精密にできたものです。筋肉、骨格、さらには神経、血管系。すべての位置関係、存在そのものに意味があります。
解剖学を勉強したり、現場での経験を積みますと、いかにしてこのような構造、機能になってきたのか?という発生学的なものに興味が湧いてきます。
現物、現象を見るより、なぜそのようになったのか・・・至った経緯、理由というものを知ることでまた、ものの見方が変わってくるのでしょう。これは、人生においても同じなのかもしれない・・・
今日はいったい何が勉強、学びとなったのだろう・・・
具体的には言えませんが、もっともっと勉強しなさいということなのでしょうか?又、自分なりに考えていきなさいということ、そしてやはり人をひろい視野でみていきなさいと、どこかから声が聞こえてくるような気がします。
なぜ今回、この時期にこのような機会を与えて頂いたのか・・・
きっと自分の無意識にまた、何かが刻まれたことでしょう
21世紀健康館 竹中