エクササイズ vol.2
前回は、エクササイズをするのはどうしてかということを書かせて頂きました
私たちは「健康になるために」「健康を維持するために」、
要は「私にとって心地の良い身体を創るために」、
トレーニングやエクササイズをひとつの手段として継続して取り入れるのです。
そこで今回は、私たちが特に大切にしている『コア』について
触れていこうと思います
バランスボールやピラティスなどの普及により、
その言葉を聞いたことがある方も多く、「どうやら大事らしい」
ということをご存知な方もたくさんおられるのではないでしょうか
『コア』とは、「人間の中心部」を意味し、インナーユニットとよばれる
「腹横筋、横隔膜、多裂筋、骨盤底筋群」のことを指します。
“身体を支える筋肉”ということですね。
ここを安定させ、軸を作るということがコアの一般的な役割。
コアが安定すると、動きが正確になり、無駄な動きがへり、
動き自体もスムーズになるのです。
そして、コアは無意識に調整され、その時々にベストな姿勢を
生み出しているのです。
その無意識レベルの調整を行うのがコンディショニング。
多くのトップアスリートがコンディショニングに時間を費やすことを
ご存知でしょうか身体活動の中心となるコアの働きを引き出し、
常に安定した最高の動きを発揮できる身体を創ることが
トップアスリートにとっても私たちにとっても重要なことなのです。
インナーユニットは呼吸でコントロールされるので、
呼吸法というのはとても大切なキーワード。
「息を吸うときに、お腹を膨らませて・・・」と
腹部でのコントロールを意識的に行いながら進めていくのですが、
まずは“鼻から吸って口から吐く”ということを上向きに寝た状態で
まずは練習してみてください。
肩が上に上がったり、背中が浮いたりするのは、
胸郭が硬くなっているのか他の筋肉の緊張によるものかだと思われます。
このときには呼吸の深さをコントロールして調節してみましょう。
まずは深く呼吸をすることを練習してみてください。
呼吸が深くできるようになってきたでしょうか
インナーユニットは強制呼気(意識的に吐く)ことでしか
鍛えられないとも言われています。
呼吸をコントロールできること、
それはコンディショニング=コアのトレーニングの第一歩になります。
さらに深く呼吸をすることは、身体だけでなく、心にも優しい。
それはリラックスにつながるからなのです。
次回は具体的な、トレーニング方法を紹介したいと思います。
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