☆疲労の最新研究☆
10月11日(日)に大阪市立大学で開催された、加圧トレーニング・カンファレンス の中で『疲労の最新研究とトレーニングにおけるエビデンスの必要性』という演目がありました
その中で皆さんの日常にも役立つ(と思います)興味深い内容がいくつかありましたので紹介しますね
疲労感なき疲労
最近は、健康志向が高まったこともあり、朝ジョギングをしたり、夜遅くまで営業しているフィットネスクラブに仕事の後行かれる方など、日常に運動を習慣づけている方が増えています。
また、ゴルフは年齢を重ねても楽しめるスポーツとして人気があります。
しかし、そんな『健康ブーム』だからこそ起こっている問題があることをご存知ですか
それは、健康のために行っているはずの運動中に、死亡する人や重篤な状態になってしまう方の数が非常に多くなっているということです
では、なぜこのようなことになってしまうのでしょうか
朝のジョギングは爽快感があります。またゴルフも自然に囲まれ空気もおいしく、爽快感を得られます。また、フィットネスクラブなどに通うことで達成感を得られるかもしれません。
この爽快感や達成感などが実は曲者なのです
爽快感や達成感などが『疲労』に蓋をしてしまい、疲れていることに気づかず『疲労感なき疲労』を蓄積させた状態で運動を続けてしまい、死亡や重篤な状態に陥ってしまうということなのです (疲労感と実際の疲労度は違う)
過労死などの問題も、同様のメカニズムによるものも少なくないと考えられています。
次回は、抗疲労効果(抗酸化効果)のある物質と、それを多く含む食材などの紹介、また、今までの常識を少しだけ覆すような研究結果に基づく報告などについて紹介させて頂きます
21世紀健康館 ろく