腰と股関節の関係

健康館に来院される方は耳が痛くなるほどこの股関節に関しては言われると思いますが、特に腰と股関節は大変密接な関わりがあります。簡単に言いますと腰が動く時には必ずと言っていいほど股関節が連動して動いてきます。前にかがむ時、腰を後ろに反らすとき、左右にひねるときなど、腰が中心に動いているように感じますが実はこの動き、腰ではなく股関節でほとんど動いているのです。特に腰をひねるといった動作は、実際はほとんど腰は動いていません。どのくらいかと言いますと体を左右どちらかにめいいいっぱいひねったとしても腰自体の動く角度は5～10°くらいのもんです。

僕自身学生時代野球をやっていましたがこういった考え方はもちろんなく、よく「腰をきれ！！」と言われたものです。今考えますと、あの「腰をきる」といった動きは実は「股関節を動かす」ということだったんですね。実際に腰をきれと言われてスイングするのと股関節を回せと言われてスイングするのとでは微妙に動き方が違ってきます！子供にスイングの指導をするときは決して腰を回せとは言ってはいけません(^_-)動かないんですから。
野球選手でいいますと、あの工藤投手やイチローなんかはこの股関節の動き、股関節を柔らかく使うといった感覚をすごく大事にしています。あの滑らかな体の動きは股関節がうまく使えているからといっても過言ではないでしょう！そのくらい股関節を柔軟に使うといったことは人間の体にとって重要なことなのです。股関節が柔らかい方は体が健康！間違いありません!(^^)!

実際に健康館に来院される方の症状ランキングをみても腰痛、肩こりが№１だと思いますが、腰の痛い方に腰だけにアプローチするといったことはありません。必ず股関節にもアプローチします。痛みの出現している場所はあくまで結果で原因は他の個所にあることも少なくはありません。実際に股関節のストレッチをするだけで腰痛がうそのように軽くなることもあるのです。毎年ぎっくり腰になる方！健康館で教わったストレッチを忘れず行ってくださいね(^_-)

次回は、股関節のストレッチやエクササイズ的なものを紹介しようと思います！今のとこの予定ですので変更するかもしれませんが、あしからず・・・(#^.^#)